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宅REC★TIPS秋編1〜シンセベースの芯のある太い音

9月スタートのシリーズの”モバイル編”で言ってたタイトルを変更しまして、「宅REC★TIPS」ってのでやろうかと。。。

で、今回はモバイルじゃない方で、こっちは今までの続き。

最近、ハード・シンセのmicroKORGを触ってますが、所謂「ミックス」とかってDTM界隈で飛び交ってるハナシの前に「楽器の音作り」のことに触れようってことで、シンセがハードでもソフトでも、ここでしっかり作り込まないとその後の作業の意味がぼやけてしまう。

例として、microKORGでデモったシンセベース(オケはLogic)。

シンセのベースやリード系の音って、「単音(モノ)で芯のしっかりした」のが多いけど、なぜ「単音」なのか?!

これを書く前に「ポリフォニック」じゃない「モノ」のことを調べ直してたらー

・レガート = 音を継ぎ目なく演奏する機能
グライド = ポルタメントをかける機能

が出来るのが「モノ」の特徴だみたいなことしか書いてなくて、どこにも「芯のしっかりした」音の出ることがメリットだとは書いてなかった。

なぜ書いてない?!

・・・って考えながら、microKORGの説明書を見てたらありました。

Mono 
モノフォニックで発音します。プログラムは同時に1 音しか発音しませ ん。
Poly 
ポリフォニックで発音し、和音演奏が 可能です。最大発音数は4ボイス。
Unison 
複数の音が同じ音の高さで鳴るユ ニゾンで発音します。

microKORG取扱説明書

単に「モノ」ってことじゃないのですね。microKORG XLのパラメータをよく見るとちゃんと"UNISON"って出てた。

図にすると下のようなイメージ。

このイメージのことがなぜ書いてないんだろう?!ってネットをウロウロしてたけど、正確にいうと「モノ」じゃなくて「ユニゾン」的なことだってのを忘れてた。

図の上の例は「4つの音を4つの音階に使う」って状態で、下は「4つの音を1つの音階に使う」ってこと。当然下の方が音は「芯のある」サウンドになる。さらにそれぞれのチューニングをビミョーにずらしたりオーバードライブさせたりしてやると、さらにファットになったり、荒いサウンドになったりする。


ちなみにー
レガート /グライド って効果のかかったシンセはどういう音するの?!っていうのは、JISAIONEセッションのcofumiさんの詩をフューチャーしたラスト曲のエンディングで鳴ってる「ぐいーん、きゅいーん」って切れ目なく音が上がったり下がったりするヤツです(3分37秒辺りから)。



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