服選びの基準
私は服選びにおいてブランドにこだわりが無い。こんな素材で、このくらいの身幅で、全体的にゆったりしていて。
たまたま「そのブランドだった」だけ
私は、これらの私の頭の中にある理想が、目前の服と一致した時に服を買う。
服を探し、服を試着し、購入する。その購入した服は「たまたまそのブランド」だったということに過ぎないのだ。
ブランドの服には考え抜かれたバランスがある
ブランドの世界観を着て楽しむことができるのも服の醍醐味の一つ。
だけど、どこでも出してるような、よく見るような服だとしたら、特別な拘りや執着がない限りブランドにこだわる必要がない。
「じゃあ世界観を抜きにしたブランドを選ぶ理由って何?」って考えたときに思い付くのは、バランス。ブランドが作り出す服はバランスが良いということ。
ファストファッションのような大量生産で大衆に向けた服(シルエットや値段など)にはない、企画段階でコンセプト立てられて、トワルが組まれ、あらゆる労力をかけてデザインされる服。その服のバランスは独特なものに仕上がる。
シルエットのバランス、素材とシルエットのバランス、身幅と着丈のバランス。
それぞれのバランスが良く、調和が取れている形で製品化され、世の中にリリースされる。ブランドが生み出す服のバランスは独特で唯一無二だ。
似合う服に対して見合う身なりに整える
ブランドが生み出す服が唯一無二であると上記した。
だが、そのバランスが今っぽい!カッコいい!など判断をして最終的に買うのは私たち消費者なのだ。
上記したブランドの「バランスの良さ」を求めて、我々消費者は街に繰り出し、服を見に行ったり実際に試着する。
しかし、服自体のバランスが良くても、自分に合わないことが往々にある。
ファストファッションにはない「理想のバランス」を求めてブランドの服へ走る訳だが、結局自分の体にフィットしなければ意味がないのだ。
私の中の服を選ぶ基準はブランド先行ではなくサイズ先行だ。ファストファッションでもブランドの高価な服でも、体にフィットしなければ服のポテンシャルが最大限に発揮されない。
着る人に見合った服でなければ、3万で買った服でも2000円のシャツのように見えてしまうし、服だけ浮いて見えたりしてしまうのはきっと体にフィットしてないのだろう。
服が着る人の体にフィットするか否かという点についてさらに突っ込みを入れると、体だけではなく、顔や髪型、雰囲気まで気にする必要もでてくる。
単にカッコイイ服、可愛い服、高い服を着るだけでは着る人にフィットしない。
着る服を殺さないためにも、服を着た自分がイタい人にならないためにも、着る服に対して見合った髪型や身なりに整えるべきだと考えている。
そういう意味でも、冒頭で「服選びにおいてブランドにこだわりが無い」で述べた。
ブランド先行ではなく、サイズ先行。
サイズが服選びの基準として最も大事で、気にするべきところではないだろうか。
〈了〉
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