見出し画像

友達の作り方!友情関係にはルールがある


【友達は幸せになるために欠かせない存在】

・友人は幸せに必要不可欠

友達は人生でかけがえのないものの一つである。
だが、友達の数は歳とともに減っていくことが多い。
友達の数より質の方が重要

職場に親しい友人が3人いたら、人生に幸せを感じる可能性が96%高くなる。

友人と交流する時間が増えると、約1300万円の年収増加に匹敵する満足度が得られる。

友人関係の変数は、幸福度の58%を占めている

研究によると、友人のサポートを最も強く感じられるのは、自分の友人同士が互いに繋がってる場合である。個別の友人、5人から大事にされる時より、相互につながる5人の仲間から大事にされる方が、友情を強く感じられる。

・友達がいると健康に効果的

幸福度で「非常に幸せ」と答える可能性が60%高くなるのはどんな人々か?それは、悩み事を相談できる友達が5人以上いる人だ。

友達を持つことは、健康でいるためにも欠かせない。研究によると、孤独感が健康に及ぼす悪影響は、1日5本のタバコに匹敵するという。


・友達の優先順位は低くなる

[友達への時間は後回しにされる]
仕事や結婚生活、子育てなどで多くの時間を割くため、友達に割り当てる時間やエネルギーが無くなる。そのため、友人関係は脆くて壊れやすい。気遣いが足りないと萎んでしまうし、何が必要とされているかルールもない。


[友達からはいつでも立ち去れる]
友情は義務ではないから強制もない。ただ単に友達のことが好きでなければならない。親や上司、恋人のように、友情に偽りはない。相手も自分もいつでも立ち去れるから。




【質の高い友達の選び方】


・人間関係を維持できるのは30〜150人

限られた時間とエネルギーは、大切な人、仲良くなりたい人のために使うべき。嫌な人に無駄な時間とエネルギーを奪われないための唯一にしていい対処法は処分すること。二度と付き合わなくていいように人間関係をカットする。

もうこの人とは付き合いたくない、と思っているのに、相手はまだ関係を維持したがってる。ここで相手に合わせたら、振り回される関係が続くことになる。
他者よ気持ちを尊重するというのは、お互いに尊重し合う関係のこと。自分だけが相手に合わせる必要はない。

人間関係を処分することは、何かを失うことではなく、チャンスを手に入れること。新しい人と出会う時間や関係を深める時間が生まれるから。

同じ職場や学校で嫌いな人と顔を合わせなきゃいけない場合は、転職する、引っ越す、部活を辞める、などするといい。

人間関係に振り回されない人とは、人間関係を自分で選べる人

片付けができる人は、自分にとって必要なものは何か、に注目する。自分の人生に欠かせないもの。いつも使うものを選んでいる

人間関係が維持できる人数は150人
親戚や地元の友達、なども含めて150人が限度

華僑の客家の道教の教えに
「あなたを幸せにしてくれるのは、あなたの周りの50人である」という言葉がある。

自分が維持できる人間関係は30〜50人が限度
沢山の人と出会い、ベストな50人を更新し続けること



・自分の価値観を知る

自分はどんな人と付き合いたいのか、どんな人間関係を望んでいるのかがハッキリしてる人は、人間関係で振り回されることはない。

いらない人間関係を処分する時にも、自分の価値観で判断できるから、周りからどう見えるか気にせず決断して行動できる。


・なぜこの人と付き合うのかをメモする

人それぞれ魅力や価値の種類は異なるため、接し方も変わる。なぜこの人と付き合うのかを明確にしておくと目的に合わせた付き合い方や相手への的確な価値提供なんかもできるようになる。


・質の高い人の友達と繋がる

質の高い人の友達は質が高いことが多い。道端で適当に会う30人より、質の高い友人の友達を紹介してもらう方がはるかに質の高い人に出会える。

・友達の多い友達を作れば、友達が増える
・一緒に過ごす時間、共通体験が仲を深める




[頼み事が上手くなる]
人間関係をスムーズに作れる人の特徴として、頼み事が上手いことがある。頼み事は心理的には断るより頼む方が楽。頼み事をすると、間の能力に対する詳細にもなるので承認欲求も満たされ、うまくいけば助け合いの関係を築ける。



【友情はどのように作られるのか?】

・多くの時間を過ごす


時間は希少な資源だから、相手に自分の時間を使ってあげることは特別扱いしてあげたことになる。ただ一緒に時間を過ごすだけで親密度は高まる。反対に、最も対立の原因になるのも「時間」である。

大人になってから友人と過ごす時間を増やすには、行事を作ることが必要。
・毎週日曜日に話をする
・毎日一緒に運動する
・年に数回遊びに行く

ある調査によると、軽い友情を育むのに60時間、本格的な友人になるには100時間、親友になるには200時間以上かかる。

・イベントを共通体験する

特別なイベントや行事などを共に協力しあいなが行うことで、信頼関係や共通の思い出が蓄積され親密度が高まる。
・運動会
・スポーツ大会
・文化祭
・クッキング
・勉強

・自分の価値を高める努力をし続ける

付き合う人を選べるようになるには、自分の価値を上げ続ける努力をし続けなければいけない。
人はメリットがある存在の人としか付き合わない。

相手が求める利益は人によって異なるため、相手の価値観を知り求める魅力や能力を高める必要がある。お互いがwin-winの関係で、与え合える関係でないと友情関係は維持できない。

・男同士→向上心を高め合える
・女と男→美しさを引き立てあえる
・女と女→悩みを共感しあえる


・自分の弱さを見せる

弱さを見せることは、弱みにつけ込まれるリスクがある。だが、弱みを自ら見せることで信用を生む。

ある研究では、友人関係で当たり障りのない雑談が多いほど、親密度は低下することが示された。

弱みを曝け出して胸の内を伝え、自己開示することで相手も同じことをしてくれると、分かち合いの度合いを高められる。




【力を持つと人は変わる】

・力は状況や人によって変わる


力は事情や状況によって変わる
上司がパワーを持つのは、あなたがその人のもとで働き続ける意思がある場合に限られる。自分が辞めた途端に、上司の自分に対するパワーは消滅する。


人気も1つの力
人気者は、誰もが入りたがる自分の仲間うちに誰を入れるか決めることができる。

金持ちは力
金持ちは貧しい人より、欲しいものを手に入れる力を持つ為、他者に依存することが少なくなる。


力を持つ人は、弱い立場の人に対する見方が歪む可能性がある。周りの人たちよりも力がある地位に就くと、その人は必ず変わる。





・力を持つ良い面・悪い面


[力の良い面]

力を持つと楽観的になり、物怖じしなくなる。そのため、リスクを引き受けたり、困難な状況に取り組んだりできる。

・力を持つと部下に対して責任を感じるため、困難にぶち当たっても簡単に諦めようとしない。

・リーダーは目立つ立場にいることを自覚する為、義務感が高まり、常に周りから見られているので、良い仕事をしてみんなの手本にならなければというプレッシャーを感じる。

・リーダーになると、他の人より責任感が生まれ、集中力、立案能力、行動力、などが高まる




[力の悪い面]

・富と力を手にすると、欲しいものを手に入れるのに他者に依存することが無くなるから自己中心的になり、周りの人なことを気にかけず、思いやりがなくなる。

・力のある人たちは、自分にとって価値の低いと考えられる要件について手抜きをする。かつての友達や雑用など

・力を持つ人は力の無い人との間に心理的距離を保ちたい気持ちが働くため、意図的に関心を向けない。
相手が自分より弱い立場だと見ると、相手に関して細かい微妙な部分まで読み取る努力をしなくて良いと思うようになる。






・力を持つと他者を頼らなくなる


信頼とは、他者を頼らなくてはならない人にとって、生き延びるための手段である。社会階級が低い人ほど、支え合いが必要になるため他者を信頼しやすい。
社会階級の高い人は、他者からの資源を供給してもらう必要なく生きていけるので、他者を信頼する意欲は低い人が多い。信頼度を生み出すのは、自分には他者が必要だという感覚、状況。


職場で出世したり、お金持ちになったり、有名になると、性格が変わるのは、他者に頼る必要が無くなるから、他者を信頼しなくなる。人の助けを必要とする度合いが変化すると、信頼度も変化する。地位の変化が自信を与え、利己的にする。




もし周囲に食料が豊富にあれば、食料を生産したり蓄えたりするために人の信頼や協力を得る必要はない。

自分と付き合いたいと言ってくる人がたくさんいたら、1人のパートナーの信頼を裏切って損失を被っても、長期的には大した問題ではない。

自分にとって貴重な資源が豊富にあると、目先の利益を取る利己的な行動を選ぶ可能性がある。特にお金や権力があれば、他者の協力な親切にあまり頼らなくても必要なものが得られる。資源が豊富にあれば、必然的に他者への依存度は下がるから。お金は人をあっさりと変えてしまう力がある。

つまり、
・力を持つ人間は他者を信頼しにくい
・力を持った人間は裏切る可能性が高い

ほぼ全ての哺乳類は、地位の高い生物、力を持つ個体がより優れたパートナーを手に入れている。遺伝子が優れている証拠を持つ異性が皆から求められる。(顔、身体、地位、実績など)







・自己肯定感を守るために成功者を遠ざける

面接官がそれほど美しくない女性で、応募者が魅力的な女性の場合、相手の魅力は脅威になるため、邪魔をしたり、避けたりする。


自己肯定感は、たいていが、自分の仕事、知性、社会的地位、外見の魅力などを大事に思っている。自己肯定感の中核にあるのは他者との比較。自分の能力や実績が他者と比較して高いか低いかということ。

人の自己肯定感は、他者の成功や弱点によって、高まったり脅かされたりする。それには2つの要素が関わる。



[自分との関連性]
他者の成功の領域が、どのくらい自分にとって関係があるか。
プロのテニス選手は、ライバルの選手が有名な大会で勝利すると心が騒ぐが、有名なシェフが新しいレストランで大成功を収めたと聞いても何も感じない。


[心理的近さ]
その成功者は、自分の生活における主要な登場人物か。よく知らない人や遠くにいる人の成功なら、簡単に無視できるが、よく知る人やよく会う人の成功や失敗に最も強く影響を受ける。(同級生、兄弟、同僚など)



[回避]
自分が成功したことが、相手の自己肯定感を脅かしたとする。その重要性を無視することが難しいとなると、相手は距離を広げようとする。親密さを減らすことで脅威を和らげようとする。成功することで互いの関係が壊れることがある。


[栄光浴]
相手が身内であれば、相手の成功や能力も脅威とならず、むしろその人から反映される栄光を享受できる。
・仲良しの子が有名になると自慢できる
・我が子が部活で活躍すると親が誇らしく感じる
・自分が贔屓にするチームが勝つと興奮して喜ぶ



【友人との損しない接し方】

・しっぺ返し戦略

まずは公平に振る舞うが、それ以降は相手の行動をそっくりそのまま返す戦略。最初は誠実に振る舞い、自分からは決して裏切らない、もし相手が裏切れば報復をし、味方に変われば親切にする。
だが、人は感情や状況の変化によって態度を変えるため、誰にでも効果があるとは限らない。

相手を信頼しなければ継続的な協力によって、大きな利益を与えてくれる誠実な人間も見つけられない。
そのような利益は、積み重なると一度の損失を補って余りあることが多い。



・力を持つ者と仲良くなるには?

相手に対して何が協力できるか、何を価値提供できるか、知ってもらう必要がある
力がある人に時間とエネルギーを割いてもらうには、自分にもそれだけの価値がなければならない。

価値を示すのはこちらの仕事。
価値を示さなければ、力がある者は、力が無い人と関わる必要がないため、相手をしてくれない。

相手の目標の中に重なる部分はないか、相手の役に立てることはないかを考えること。その人にとって、自分が有用な存在になる必要がある。


・友達関係を維持するには贔屓する

人を平等に扱おうとすると、誰からも好かれないし、誰からも特別扱いされなくなる。自分にとって大切な人はハッキリと優先順位を付けて、大切な人を優先的に時間や価値提供をしないと人は離れていく。

他人に使える時間やお金は有限なので、たくさんの人に使うことはできない。人は、より大切に扱ってくれた人に対しては、それ相応の態度で答えようとするため中でも親密な関係になりたい人には優先的に力になってあげることが必要。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?