目一杯だよ

会社にいると、
「10,20年先を見据えて・・・」
なんて言葉を聞くけども、そもそも誰が10,20年先を読めるんだよっていつも思ってしまう。たった３年の世界だって誰もわかりやしないのに。
こんなにコロナが長引くとも誰も思ってなかっただろうし
五輪が延期されることも、海外旅行ができない時代が訪れるなんて誰か予想していたのだろうか。
１年後に目指すべき姿の自分は創造できるかもしれない。でも、それ以降の自分は時代の流れに飲み込まれてきっと創造できないところに佇んでいることだと思う。
それなのになぜ10,20年後を考えなきゃいけないのだ。
不思議だ。
それはたぶん僕が結婚していないことや将来のパートナーを見つけていない等の個人の理由は少なからずあると思う。
だけどだ、そんな大きな複数年の未来なんてそれは妄想でしかない。
今、僕らができることを積み重ねていく世界ですら大きく見積もって1,2年後の話だろう。
先日僕のおじいちゃんが死んだ。その時に改めて思った。
「時間は有限なんだって」
おじいちゃんと過ごした時間も有限だった。それがおじいちゃんと会えない時間が無限になったって当たり前のことなのに酷く痛感した。
今できることを少しでも前に進めて、無理しないで、毎日できることをコツコツ進めていくことがなによりも大事で近道なんだって思った。
今日、一日の中で
「今日これがんばったな」を自分なりに見つけて、決して驕らず、コツコツ続けていけるようになれて始めてから未来を見据えるのではないのか。
お互いのスタートラインが違うのに歩幅を同じにしても差が縮まることはない。むしろ方向次第では離れていく一方だ。
未来は近くてかなり遠い。
数十年後の世界なんかになんの感情なんてない。
だって今の生活に結構目一杯なんだもん