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UXデザイナー。「未経験から」のはずはない。美大出身よりもよほど可能性はありますよ。

おそらく「UXデザイン」のデザインの部分に気押されて自らを未経験からUXに転向するとお考えの方も多いと思います。アメリカでもYouTubeでデザインバックグラウンドなしでUXデザイナーになったよというストーリーは多いです。もちろんハードスキルに乏しくブートキャンプやオンラインクラスでキャッチアップすることはあるのでしょうけど、私に言わせると「未経験」ということはないです。

他でも触れたのですがUXの仕事のうち80%はコミュニケーションです。他に今まで仕事や、学生でのアルバイトの経験があればその80%のうち何十%かはもう経験しているはずです。それにUXやプロダクトデザインは比較的新しいポジションで弁護士や医者のようにこれといった正しいキャリアパスが決まって何年も経っているわけではありません。なので未経験から医者になるというような難しいものではないと思います。なのでジャンジャンやっちゃって欲しいです。もちろんジュニアデザイナーのうちはデザインのクラフトが主な仕事になってくるので「未経験」を感じるかもしれないですがそんなのちょっとです。

逆に私のように美大を出てUXにシフトする方が要注意だと私は思います。私のようにビジュアルデザインのアウトプットが得意なほうでも、実際のUXの仕事ではそのスキルが生きるのは8%ほどです。特に大きな会社に行くほどハードスキルとしてのビジュアルデザインはあまり要らんように思います。なので私は何年も勘違いしてUXをやっていました。私はどうしてもビジュアルありきで後から理由付けのようにUXの部分のストリーをつなげていたように思います。いきなりモックアップ作るタイプのあかんUXですね。まぁそれはUXでもなんでもないんですが。なのでむしろ美大出身の方がことUXに関しては「未経験」であると言わざるを得ないでしょう。これに気がつくのに時間がかかりました。グラフィックデザインやウェブデザインからの延長でのUXの人にありがちです。

なのでUXデザイナーになるのに対し「未経験なので」と遠慮することはないです。どんどんUXを始めて、経験者のふりした未経験の美大出身者を助けてあげてほしいです。

私が思うUXのトレンドとして西海岸の方ではUXリサーチャーとプロダクトデザイナーというパートナーで働くことがおおいいと思います。プロダクトデザイナーはビジュアルデザインも重要になってきます。フェイスブックなどがそうですね。Facebookを目指すのであればビジュアルデザインはできた方が良しです。東海岸は依然UX/UIデザイナーです。ちょっと古くなってきたというか時代にマッチしない感じがします。U Iデザイナーという名前ががおそらく古さを感じるんでしょうね。今時のデザインシステムデザイナーがUIデザイナーですかね。

UXは今ゴールデンエイジと言われています。AIが発達しても将来残るであろう職種にも挙げられることがあります。どんどんやってください。

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