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アメリカで働く。ダイバーシティー言うなら英語がネイティブじゃない人にもっと何かあってもいいのでは。

ニューヨークで生活していると英語がネイティブでない人ばかりです。実際公共の場所や学校では中国語やスペイン語などでのサポートも多々あります。私の娘が通うマンハッタンの高校では普通に学校からのお手紙は中国語並記してあります。

では会社ではどうでしょう。私は20年来米系企業で働いていますが、英語が第2言語だからと言って何もないです。実際働いている人の半数は英語がネイティブでないと思われる(ITの会社では)のですが、英語ができないのは本人の責任と言わんばかりです。ダイバーシティーやインクルージョンが重要と言われる今、英語が第二言語の人たちにももっと何かあっても良いのでは。

実際メタのプロダクトの85%は英語圏以外の国で使われているそうです。その割に他の外国語を話す社員は大事にされてない気がすると思います。

白人であることのプリビレジが問われる昨今、英語ネイティブでない人へのリスペクトもいるのではと思います。LGBTQ+や黒人などのマイノリティへのサポートはよくあります。障害がある方へ対応も分け隔てなくあります。英語が不自由なのも仲間に入れて欲しいです。英語の訛りを揶揄されることなんかはありませんが下手で頑張ってる評価も欲しいです。

私は何度か言ってますが20年アメリカの会社で働いています。が英語は不自由です。私は英語が苦手だったので自ら日経の会社に行かずに米系の会社に行くことを選びました(若かったので)。そのうち上手くなるだろうと。しかし20年経ってもちっともです。まず書くのが苦手です。喋るのも苦手です。訛りのある英語はよくわかりません。英語のセンスがあって習得が早い人も確かにいます。しかし私なんかは第二言語はいつまで経っても第二言語です。

世の中どんどんグローバルになりasynchronousなコミュニケーションが求められてきています。つまり時差があるので物事はドキュメントにして自分の時間帯にあった時に読みましょうということです。これが困るんですよね。大人の英語が書けないからです。チャットなんかだといいんですが文章にまとめとけと言われると人一倍時間がかかるのです。

これが英語ネイティブとそうでない人の差が顕著に現れます。まるで英語が書けない人が積極的でないような感じがします。アジア人や南米系の人は英語で苦労しているようです。ヨーロッパ系は普通に英語できます。

しかし偉い人は皆文章が上手です。じゃぁ英文が上手くないと出世できないのでしょうか。そうではないと思いますが、文章が書けたり、話が上手なことはやはり重要なんですよね。英語に限っては外国人でもネイティブレベルが求められるのはなぜでしょう。私はいまだにミーティングは録音して後で聞いたりしています。20年アメリカいたってこんなもんです。インド人なんかは英語で教育を受けてきている(アメリカにいるようなエリートは)ので文章は上手に書けます。全く羨ましいです。

会社にはいろいろなコミュニティーがあってお互いを支え合ってます。でも英語が第二ヶ国語のグループはないんですよね。大学にはチュータリングセンターというのがあって英語見てもらえたんですけどねー。

第二外国語で働くということは大変です。会社では毎年ゴール設定などをするのですが、そんな英語も何を書いたらいいかわかりません。ピアレビューと言って社員同士が評価し合うというのもあります。もうそういう時は下手なこと書けないので英語ネイティブの娘に聞きます。

デザインで勝負する前の段階で時間がかかってしまうんですよねー。なんなんでしょう。



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