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安い給料でも働くデザイナーたち。(私も含む)

デザイナーというのはその響きからかちょっと専門職で憧れある職業です。おそらく今もです。なので経験積ませてもらえるなら安くても業界に飛び込みたいと思う人が多かったです。これは日本でもニューヨークでも同じような気がします。

デザイナーと言っても色々です。特に安くで働いていたのは有名デザイナーの元で働くグラフィックやファッションデザイナーです。映画テレビ関係のデザイナーも安かったですね。でも自分のポートフォリオがファットになるから進んで仕事をすると思います。いまだにファッションやグラフィックは給料安いと思います。それでも楽しいんですよね。華やかだし。

有名デザイナーのところでは儲かってるのはトップだけで後は生活もままならない給料だと聞いています。若いうちはといいながらずるずる安い給料に甘んじてしまうことがあります。だって実際はまぁまぁ楽しいので。

私の学生の頃は特に世の中とかビジネスに疎く、学校も教えてくれないのでデザイナーであると同時に社会の一員であり責任ある大人だという認識が薄い気がします。自分達で自分達の首を絞めてるような。デザインやアートはアウトローでもいいんだと。

私自身アメリカでの経験欲しさに時給8.5ドル、年収にして16kの仕事をよしとしていました。これはいかがなもんだと思います。でも英語もできんし、ビザサポートもお願いしたいしで引っ込んでました。

アメリカでは自分のキャリアに対してみなさん真面目です。アメリカ生まれの高校生のむすめの懇談に参加した時はもう将来のキャリア形成について議論していました。私が16の頃はまだラジコンとかガンダムの発売日のことを心配していました。

自分の経験や仕事に対する対価は正当に望むべきです。外国人であるとか、好きなことやらせてもらってるからなぁと遠慮することはないのです。先日リンクどインか何にか読んだのですか、アメリカでも有色人種は自分達の価値を低く見積もっているようです。もう少し望んでもいいんですよという話がありました。

ここ最近UXデザイナーの給料が上がってきていることを書きました。と同時に美大出身じゃないビジネスデザイナーが増えたことも書きました。このビジネスデザイナーたちがデザイナーの給料を押し上げてくれたのではないかと思います。もちろんAirBNBやGAFAの功績も大ですが。デザイナーがビジネスを理解し、自分達の功績を理解し、周りを納得させてきてくれたからだと思います。

私自身の周りで言うなら、これも何度か書きましたがアジア系のデザイナーの台頭です。彼らがまたアジア人を雇い評価し地位の向上に貢献してくれているともいます。私も将来その一端を担えるようになりたいものです。なぜかかつては(まぁまだ今もですが)アジア人は安く使っていいものだとという認識が普通でした。メキシコ人などのスパニッシュもです。

日本では日本人以外のアジア人を安くやっとっているのではないでしょうか。なんでしたっけ技能研修という名のもとに農業とか工業でベトナム人やすく雇ってるとニュースでみました。同じアジア人なんだからよくしてあげてもらいたいものです。アジアの外に出れば助けてくれるのはアジア人です。

よく考えたらデザイナーだけでなく安くても仕事する人たくさんいますね。子育て世代などは子供の送り迎えがあるので早く帰ったり遅れたりで遠慮しませんか。アメリカのシングルマムのように、私たちは将来税金払う人間育ててるんだから独身よりも優遇されて当然くらいの鼻息の荒さも必要かもですね。

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