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アメリカでUXデザイナーになるには。

ほんとに最近UXデザイナーの募集が多いいです。どこもかしこも募集しています。よくみるのは金融系、ヘルスケア、メディアなどのストリーミング系です。

UXデザイナーというのは不思議な職種で、もうそれだけでかなりの経験が必要になります。なのでジュニアUXデザイナーとかエントリーレベルのUXデザイナーの募集はほぼありません。GoogleやFacebookでオープニングがあるくらいではないでしょうか。UXデザイナーとは言ってみればお医者さんのようなもので新人でも期待値はかなり高いのです。

ではUXデザイナーになるにはどうしたらいいでしょうか。以前UXのアンブレラのこと書いたことあるのですが、まずその中の一つから始めてみることです。私の場合はvisual designerからです。もともとはweb designerでした。その前はgraphic designer…UXデザイナーになるためにはいろいろなスキルが必要です。

最近よくみる組み合わせはUXリサーチャーとプロダクトデザイナーです。リサーチはそれだけでほんとフルタイムの仕事です。ユーザーテストのコーディネートだけでも1日経ちます。この場合だとリサーチのアシスタント的なポジションから始めるのもありですね。プロダクトデザイナーはやはりジュニアではしんどいでしょう。というのも各チームに配属されると大体一人しかデザイナーいないのです。リサーチャーなどは2チーム掛け持ちなんかもあります。つまり一人でend to endでできないと仕事にならないのです。大学でたてでなかなか一人で全部はできない物です。チームはこんな感じです。

プロダクトオーナーx1
スクラムマスターx1
デザイナー x1
デベロッパーx5
Q Ax1

ビジネスアナリストからUXデザイナーに転向される人も見ます。アウトプットが違うだけで、そこまでの作業はよく似ています。ビジュアルデザインに自信がなければこの方面がよろしいかも。やはり美大出身者ならビジュアルデザイナーから。

ビジュアルデザイナーにはマーケティングよりとプロダクト寄りとあります。UX目指すのであればプロダクト寄りのポジションで。クリエイティブディレクター目指すのであればマーケティング寄りで。この二つは随分違います。一緒に働きますがマインドセットが違います。プロダクトの方は顧客中心。マーケティングの方はブランド中心です。

私が学生の頃はデザイナーになるには美大でした。ムサビか多摩美。いまUXならMBAとかそっち方面の方がいいでしょう。MBAでもデザインシンキング教えてるようです。結局仕事の大半はミーティングとかリサーチです。デザインシステムの整った会社ではそもそもビジュアルデザイナーが必要ないのです。

では就職ならどうでしょう。一番いいのはインターンから大企業へ。勉強もさせてもらえるし、失敗も許されます。でもよっぽどいい大学じゃないと難しい。美大生は聞いたことがない。もう一つはスタートアップなどの小さい会社。私はここからです。なんでもやらせてもらって、裁量も大きくやりがいがあります。ただ忙しいですし、あまり成長が見込めません。経験としてはいいのですが学ぶ機会が少ないですね。あとは給料も安いスタートアップもまだまだあります。UXブートキャンプなどを出ると中くらい(50人−100人)程度のスタートアップから始めることが多いいです。ラッキーだったらスタートアップの会社が大きい会社に合併されることもあります。

私がいた会社は20人くらいのストリーミングのスタートアップの会社でした。その後大手のネットワークに買収されました。それでやっと普通の給料水準になりました。その後合併を繰り返しまた会社が独立。その独立したスタートアップの会社が12人から80人になった頃アクセンチュアに買収されました。これが良い方向へ進みました。最終的にグリーンカードもアクセンチュアのサポートでした。今ではもうアクセンチュアもグリーンカードのサポートはしていません。

実際問題どうやったらアメリカに来れるのでしょうか?日本からアメリカのポジションに応募することもできます。グローバルな会社なら社内から応募することが確率が高いでしょう。私が前にいたインドの会社では希望してビザがでればアメリカに比較的簡単に来れていました。ただLビザだったお思います。でも英語が普通にできないとなかなか難しいですね。逆に子供の頃アメリカにいたとか、アメリカンスクール通っていたとかで英語の問題がなければ来れるのではないでしょうか。私は何度か日本人には会社であったことないと言っていますが、他の外国人はジャンジャン来ています。

ぜひ日本人にも挑戦してほしいです。ビザとか英語抜かせばアメリカの方が楽だと思いますよ。しかも給料は倍です。


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