24時間の命

寿命の短い生物を調べて見た。
かげろう (陽炎 蜻蛉 蜉蝣?)が24時間の命らしい。かげろうは聞いたことはあるが現象の一つと思っていた。蜻蛉日記と言えば、高校の古文の時間に出てきたような気がするが、別に蜻蛉が何かすらも気にとめなかった。
どうやら、トンボや蛾の様な小さな昆虫の様な生物らしい。成虫に成ってから1日の寿命なのか、孵化してから成虫に成ってトータルで1日なのか、良く解らないがわずか24間とは。
我々が80年間生きたとして、死の瞬間、80年を24時間として感じるのか、はたまた、かげろうが80年と、感じるのか解らないが。
なぜ、こんなことを気にするかと言われれば、息子が余命宣告を受けたからであろう。37歳の若さで、脳腫瘍ができ、光を失い、尚且つ平均余命一年四ヶ月、最長でも5年と言われる悪性の癌であったからだ。
幸か不幸か、二年二ヶ月が過ぎた。
人間でも、生まれてすぐ亡くなってしまう方もいる。100歳まで生きる方もいる。大自然の営みからすれば、1日も100年も一瞬の事でしかないだろう。一人の尊い命であろうと、大海の一滴でしかないだろう。
人は一喜一憂し、大自然は泰然自若としている。人は大宇宙の一つの塵でしかないのだろう。ウクライナの戦争も、一つの隕石が地球に落ちた、位な事でしかないのだろう。

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