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【書評:40字要約で仕事はどんどんうまくいく】

今回紹介する本は、「40字要約で仕事はどんどんうまくいく」です。

この本を読んで思い浮かんだのは「エレベーターピッチ」でした。

エレベーターピッチとは、エレベーターに乗っているぐらいの時間(15〜30秒)で、プレゼンを行うことです。

短く伝えようとすると、一部の情報が足りなかったり、抽象的すぎてわかりづらかったりと簡潔に伝えることが中々できないと思います。

この本は序盤で要約の仕方を教えてくれて、中盤以降は練習問題を通じて要約の仕方を教えてくれる本です。

この本を読んで学んだこと、そしてアクションプランは「本の帯を読む」にしました。

要約練習するなら「flier」の方がいい

帯や表紙カバーの折り返しにある文章は、40字要約に近い性格を持っているということで、早速私は本屋へ行ってみました。

帯や表紙カバーの折り返しにある文章は、 40 字要約に近い性格を持っているわけです。そこで、本を買ったら、編集者になったつもりで、キャッチコピーを作ってみましょう。それを編集者が作ったものと比べて、どの程度のできか自己判定します。こうした練習は、まちがいなく 40 字要約力を強化します。

「40字要約で仕事はどんどんうまくいく」一部抜粋

最近の平積みされている本を眺めると「究極の仕事術」「一番売れている〇〇」といったキャッチコピー非常に多く、つい手に取りたくなるようなパワーワードを用いた本が多いなと改めて思いました。

一方で要約というよりは、来店した人に興味を持たせるための言葉が多く中々参考にしづらい感じもしました。

というのもこの本の初版は2004年でインターネットもまだ日常化していない時代だったので、当時と比較して帯の使い方も違うんだろうなと感じました。

本を買う場所も店舗からネットへ移行しているので、今であれば「flier」やAmazonのページを見ると、まさに40字要約に近い形で要約がされています。

一度本を読んだ事があるものを、自分なりに要約した上でAzmazonページを見る事が現代版アクションプランになると思います。

「具体と抽象」とセットで覚える事が不可欠

この本を読む前提条件として必要なのは「具体と抽象」を理解しておく必要があると思いました。

要約した際に、複数のポイント(具体)が出されるけど、全てを入れようと思うととても40字には収まりません。

そこで複数のポイントをまとめる作業(抽象化)が必要になります。

作者は自然とこの作業をしていますが、この考えがないと1つに削ってしまう事が多いのではないかと思いました。

この本を読むだけでも無意識的にその作業はできそうな気はしますが、理論として知っておくとすごく便利だと思いました。

実際に「具体と抽象」という本があるので、ぜひこちらも一緒に読むことをおすすめします。

上記の本は、

あなたは今「具体」の世界にいる。「抽象」の世界も知る事で、モノの捉え方が変わり新しい世界が見える。

といった内容です。(40字で要約してみました)

ぜひ読んでみてください。

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