贅沢な日

勤続3年半分を合計したのを超える残業時間を叩き出した一か月と少しを終え、とにかくストレスがクソ溜まるなと感じた。
スケジュールに合わせて商品を作り上げることは変わらなくても、それに纏わる携わり方はだいぶ異なるので慣れなければいけない。ただ、慣れるためにも余力は必要で、その余力などもちろん無い訳だから、どうにもならない訳である。
外部の人の協力も得ながらの行程であるから、ある程度任せてしまいながらやれば良いとは言われるものの、その按配については特に何もなく、こちらはそれを決めるための知識もなければ、今それを身につけていくだけの余裕がないことがどうにも伝わらないようだ。
引き継ぐ前の人が産んでいた瑕疵のケツを拭くのもアレ。私は、自分より良い条件で働いている人の尻拭いをするのが、とても嫌いだ。
などなどまぁ諸々あって、モチベーションは早くもゼロ未満。
当初の予定である来年のGW前まで、ボロボロになっても繋いでやろうというモチベーションは消え去った。ボロボロの閾値をあげながら、ストレスを溜めない生活にシフトする。それでクビを切られるのならやむなし。クソ喰らえじゃ!


というわけで、パートナーの勧めもあり、多少無理やり有給をねじ込み、平日昼間に映画を観に行った。
昼飯を食って、映画を観るだけで、随分とリフレッシュになった。平日に休みを取ることの満足度もあるだろうが、やはり、激務によって奪われていた、日常の時間を少し取り戻せたことが大きいのだろう。

昼飯は、レストラン街の中華屋で食べたのだが、そのレストラン街の混み方がピーキーだった。
最初に入ろうとしていた蕎麦屋は並んでいたので早々に諦め彷徨いていると、回転寿司屋がとんでもない並び方をしていた。かと思えば、近くにある海鮮屋は並ばずに入れる状況だった。
回転寿司屋にはもう20年ほど入っていないので分からないのだが、昨今のニュースなどを加味しても、海鮮屋を差し置いて並ぶだけの魅力があるのだなと驚いた。
結局、魚の気分じゃないから中華を食べた訳だけど、とても美味しかった。
外食するとき、値段を一切気にしないようになってから、とても満足度が高い。不思議。


映画は、ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーを観た。
とても楽しい映画だった。
皮肉めいた見方をしようと思ば、幾らでも出来る話だった。しかし、それらを補って余りあるというか、それも含めて「楽しい」という感情が勝る作品だった。
私はマリオシリーズの本編をしっかりプレイしたことが殆どない。一番やり込んだのはスーパーマリオRPGだし、あとはマリオカートを幾つかやったぐらい。それでも、この映画を観ている間、ずっと楽しかった。
特に、マリオカートの扱いがとても面白かったし、細かい描写にとてつもないこだわりが感じられて興奮した。これについては、マリオカート8をプレイしていて良かったかもしれない。マリカーシリーズの中で一番好きなBGMが流れたのはアガりましたね。あと、トゲゾーの解釈がとても面白かったです。
自分だけに対して根拠の明確な自信と、成し遂げたいことをクリアにすること。転がり込んだ好機を我が物にするための行動力!
今、私がくよくよしがちな状況で出会えて良かったです。爽快感!


楽しいこと、やりたいこと、それに出会えるはずの時間やタイミングにどこまでも貪欲でいようと気持ちを改めましたね。
自分の人生を好きにやるために。

贅沢だ、と感じられる時間を増やしていく!

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