名取佐和子著『銀河の図書室』書店員さんのご感想を紹介!①
本の目利きたちから、感動の声続々!
名取佐和子さん『銀河の図書室』を読んでくださった書店員さんの熱いご感想を紹介します!
作品について詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。
伊賀理恵子さん(福岡金文堂志摩店)
「絶望は、ひとりでは超えられない。この事実をここまで書いてしまう作品の力に圧倒された」
石坂華月さん(未来屋書店大日店)
「こんなに泣いてしまうとは。本を読んでいると、自分と似た感情と共に、全く違う誰かの心を想像することができる。許し許され、今までどれだけ本に助けられてきただろう。本当に素晴らしい物語でした」
石田美香さん(AKUSHU BOOK&BASE)
「図書館が居場所だったあの頃の自分に久しぶりに会った気持ちです」
井上恵さん(水嶋書房くずはモール店)
「ジョバンニもカンパネルラもみんな愛しく涙が出てきました。幸せになってはいけない人なんていない。良い作品でした」
T.Uさん(島根県立図書館)
「図書館は、過去の言葉を未来へ伝え、人と人を言葉でつなぐ場所でもあります。そんな場所を、作中の伊吹さんのように私も司書として守りたいと強く思いました」
江藤宏樹さん(広島蔦屋書店)
名取佐和子さんの野亜高校図書室シリーズは、
かつて、そして今も本が大好きな私たちのための青春小説だ!
それを今一度確認させてくれる素晴らしい本でした。
本が好きで図書室のヘビーユーザーだった私たちに必要だったのは、こんな素敵な本を巡る謎と青春だったのです。
宮沢賢治が大好きな先輩と、その先輩の魅力に引き付けられた本好きの主人公チカというあだ名の男の子。しかし先輩は突然学校に来なくなってしまった。一体なにがあったのか、チカには全くわからない。ただ、「ほんとうの幸いは、遠い」というメッセージだけが先輩の残した手がかりだ。
チカにつきあわされて宮沢賢治を愛好する同好会「イーハトー部」に所属する通称キョンへと元気な新入生女子のマスヤスとの3人で、なぜ先輩が学校に来なくなったのか、その謎を追います。
もちろん、謎を解くための手がかりになるのは宮沢賢治の作品と先輩の残した言葉です。
「ほんとうの幸いは、遠い」その言葉の真の意味がわかったとき。その言葉の意味を登場人物すべて、そして読んでいる私たちが知った時。その瞬間、宮沢賢治がかけた魔法が一気に解き放たれ、物語の中にも、更には読んでいる私たちにも幸せがもたらされるのです。
それは、私の中で青春小説の傑作が更新された瞬間でした。
ぜひ、その瞬間を皆さんにも味わって欲しいのです。
たくさんの書店員さんに感想をお寄せいただきました!
この場を借りて感謝申し上げます。
お寄せいただいたご感想は少しずつこちらのnoteなどでご紹介させていただきます。
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