壁を隔てて感じられること〜自宅内隔離の小部屋から

新型コロナウィルスの影響で、お客様の新入社員研修を双方向オンラインで実施をすることになり、複数企業複数日程で、のべ1000名ほどにプログラムを届けました。

もともと我々が持っていた動画やテキストのeラーニング教材ともうまく組み合わせた反転学習と、対話や実践を通じた経験学習を組み合わせたモデルで、一定の効果が出せました。

何より、新しい、そして自律的な学びの機会に皆さん前向きに飛び込んでくださったのが印象的でした。大変な環境下での社会人生活の船出ですが活躍されることを願っています。

私自身も企画設計だけではなく、生まれてはじめてのオンラインファシリテーションで5日間、全力を尽くしました。

と、ひと安心したのもつかの間、油断からか、オンライン研修がひと段落した翌日に発熱してしまいました。すぐに熱は落ち着いたのですが、大事をとって家庭内で隔離ということに。

自覚症状としては喉の痛みと鼻水で普段の風邪と変わらないのですが、このご時世、「たぶん大丈夫」では通じません。しっかりと家庭内で2週間の隔離生活の始まりです。

家族に会えない辛さ、負担をかけてしまう申し訳なさ、うつしてしまってはいけないという緊張感、部屋にいて仕事だけはできるありがたさ、運動したい欲求、対話できる社外の仲間への感謝、そして感情を整理する執筆の時間。いろんな想いや考えが頭の中を巡ります。

改めて、身近な家族との日常の対話や触れ合いが、人としての自分自身をかたちづくっていたり、そこからどれだけ多くの幸せをもらっているのかに気づくことができました。

大事なものは失ってはじめて気づくとよく言われます。新型コロナでこれまでの日常を失った私たちは、過去のあの日々のありがたみをひしひしと感じています。

でも、きっともう同じ日常は戻らない。新しい生き方、新しいコミニュケーション、新しい働き方、新しい何か。どうしたいのかを描いて、自分たちの手で実現していきましょう。

んでもって、遊びや楽しみ、余白を忘れずに、笑顔で日々を送りたいもんです。

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