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相場から撤退する人はみな予想している!群集心理をまずは理解すべし

手を打てば鳥は飛び立つ鯉は寄る女中茶を持つ猿沢の池


この言葉、あなたはご存じでしょうか?この言葉のバリエーションは数多くあります。


手を打てば仲居返事す鳥逃げる鯉は集まる猿沢の池
手を打てば はいと答える 鳥逃げる 鯉は集まる 猿沢の池
手を打てば魚は寄りくる鹿は逃ぐ下女は茶を汲む猿沢の池
etc…


この他にもいくつかあるのですが、この言葉は私がとても大事にしている言葉のひとつでです。

今回はこの言葉から考えてみたいと思います。


この言葉の意味ですが、池のほとりでパンパンと手を叩くと、魚たちは餌が貰えると思って寄ってくる。
しかし、それとは反対に鳥たちは、危険だと察知して一斉に飛び立っていくということです。


手を叩く音というのはまったく同じひとつの音です。なのに魚と鳥は、それぞれまったく異なる行動を取るんです。


つまり、この言葉は、目の前で同じ現象が起きても、人それぞれ理解がまったく異なるということを教えてくれているんです。


例えば、私が実践して教えているFXについて当てはめて考えてみます。


FXを続けていると、たった1週間でそれまでの動きが嘘かのように、トレンド転換していままでとは逆の方向に大きく動くことがよくあります。
今回は、それまで続いていた上昇トレンドから、下降トレンドに転換したと仮定します。


多くの人はこの下落で、「こんなに大きな下落はもうダメだ…」と思って損切りしてしばらく様子見をしたり、人によっては相場から撤退したりします。


しかし、その一方で、「よし!これだけ下がった今買えば、平均取得単価が安くなるから買いだ!」と考えてそれまで買っていたのに加えて買い増ししている人たちもいるんです。
つまり、この下落を「最高の押し目だ」と捉えていたのです。


まったく同じ現象が起きているのに、「買い」と「売り」というまったく逆の行動を取るんです。
「最悪だ…」と考える人がいるのと同時に、「最高だ!!」と考える人がいるんです。


大事なのは、あなたがここでどっちに乗るか?ということです。ここが勝負の分かれ目になるわけですね。


ここではこれ以上詳しく書けませんが、そういった人たちの心理を読み解くことができるようになれば、相場から撤退するようなことにはなりません。


上がってから買って、暴落してから売った。そのような経験がもしあるのなら、FXは予想するのではなく、群集心理を理解してどちらにいっても対処できるよう準備しておくことが何より重要になります。

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