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80年代、テレビはシティポップスのジュークボックス


はじめに

 しばらく前に発掘した80年代にリリースされたシティポップスのタイトルを持つカセットテープの中身はアメリカンだったが、今回は、間違いなく80年代の日本生まれのシティポップスと呼べそうな曲が詰まったカセットテープを紹介しよう。

1.ミュージック・カセットテープは旅のお供だった

 80年代のカセットテープが入った段ボール箱の中身を整理したら、山下達郎のアルバム「僕の中の少年」がでてきた。アルバムの中身は忘れているが、どこで買ったかは覚えている。レコード店でなくトラベルグッズ店だったはずだ。ウォークマンとカセットテープが旅のお供だった頃は、トラベルグッズ店は文庫や新書と一緒にカセットテープを並べていた。

2.聞き覚えのあるこの曲はテレビドラマのオープニング曲

 みつけた「僕の中の少年」をウォークマンで聴きはじめたら、かつての記憶がよみがえる。2曲目の「ゲット・バック・イン・ラブ」、これはテレビドラマの主題歌だったはずだ。調べたら、1988年にTBSが放映したテレビドラマ「海岸物語 昔みたいに」のオープニング曲。鎌倉にあるパン屋を舞台にしたドラマ、詳しいストーリーは覚えていないが、この曲のサウンドは記憶にあった。

3.聞き覚えのあるこの曲はテレビCM曲

 次に聞き覚えのある曲は、「踊ろよ、フィッシュ」。調べたら、これは1987年ANAの沖縄キャンペーンに採用された曲だった。この時のキャンペーンガールは、いまNHKの朝ドラで母親役をしている石田ゆり子だそうだ。

4.まとめ

 80年代後半、いまならシティポップスと呼ばれそうな山下達郎の曲がテレビからつぎつぎ流れてきた。それは、まるでジュークボックスのようなものだった。もっとも多く耳にしたのは、JR東海クリスマスキャンペーンCMに採用された「クリスマスイブ」かもしれないが、一番印象に残っているのは「ゲット・バック・イン・ラブ」。

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