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親子で殴られた私たちは養育費をもらうことが無理であることを知ってほしい

5月、前澤ひとり親応援基金の1万人限定ひとり親10万円給付キャンペーンは、周りが大自然な地域に住んでいる私の友人たちの間でも話題になりました。

応募して見事に外れましたが(くじ運は昔から悪い)、その後にこちらの新会社の設立が公表されました。

確かに、養育費もらってませんので私も75%に該当しています。


養育費をもらう=殺されるかもしれない

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我が家の場合は、

子供を妊娠しているときにお腹を殴られたり、

同じく妊娠中の時にわざと体の上に乗って私の肺を圧迫し、息ができないようにされたり、

包丁を持ち出して暴れたりなど、

親子共々、何回か殺されかけているため離婚に至っています。

早く子供が欲しい!と元夫から言われたので、子供を作ったのですが、子供ができてから元夫は我儘になり暴れるようになり、

妊婦で自由がきかない私を暴力で支配し、自信がない弱い部分を「女を支配する」ことで埋めていたようです。

殴って脅し、おびえて言うことを聞く私の様子に優越感や支配欲で、いい気分になりたかったのだろう…と今でも思い返します。

つまり、それって飼い主と奴隷みたいな関係であって、夫婦ではありませんでした

彼はぱっと見は優しいけれど、心の中では男尊女卑が激しく、

女は人ではなく好きなようにしていい「モノ」や、

自分を彩る「アクセサリー」みたいなもので、

自分を満足させてくれる便利な存在だと思っていたのでしょう。


そんなわけで物のような扱いを受け「もう駄目だ、避難しよう」と思い

財布とPCと携帯だけ持って、家から走って逃げ新幹線に乗って実家に帰り、結婚のときに買ったものは全部置いてきました。

なお、協議離婚の際「養育費毎月1万円払う」という元夫の申し出がありました。

ですが、当時の私の目から見た時、彼からの養育費はこんな風に見えました。

養育費を払うから殴ったり殺そうとしたのは無かったことにしてね。
月1万円で子供って、育てられるよね。
養育費払うから、子供に会うのは当然の権利だよね。

養育費とは、子供が受け取る権利があるもの。

子供の学費の貯金として、貰えるものなら貰っておきたかったのですが、

当時の私からすると、受取する→子供を面会させる→殺されるという風に見えました。

実際に離婚した夫婦の面会交流で、嫌がらせで子供が殺されるってあるんですよね。


養育費がもらえないことが原動力でもある

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そんなわけで、養育費はいらないので、今後一切親子に関わらないでくださいと連絡し協議離婚は成立。

そもそも1万円なら、副業するなり、スキルUPして転職するなりすれば得られる金額なので、

養育費もらえないなら稼げばいいんじゃね?

と思って、私の場合は働く原動力に変えています。

おかげで転職が成功し、東京に本社がある大手IT企業の地方事業部で勤めた経験もできたので、

養育費をもらえないことをネガティブにとらえないことも大切かなと。

離婚から今8年経過して、今まで親子で殺されたりせず死んでなかったことがよかった…と思うのですが、

話を聞いてみると、周りのひとり親の友人の離婚理由はほとんどが暴力。

酷い場合は子供3人いる家庭で、元夫がギャンブルで家のお金を使い込み(金銭的暴力)離婚後に「お金が欲しい」と連絡してくる元夫もいるほどです。

生活が苦しい元奥さんにせびる前に

働けよ、独身で自分の時間があるなら…

と突っ込みが止まりませんね。

男性側の自立意識の低さ

これがDVや離婚に影響が大いにあると考えてます。

別れた元夫からも感じたんですが、

奥さんと自分のお母さんをはき違えてませんか?

女がなんでも与えて、謝れば何でも許してくれるって勘違いしている人が暴力に傾きやすい気がしています。

あと、感動ポルノ的に「養育費もらわずに頑張るシングルマザー」を人に押し付ける輩も無し

だと思います。

我が家の場合も、親子の命の危険があるから今の状況を選んでいるに過ぎないし、養育費不払いの逃げ徳は絶対にNGだと思っているからです。


前澤さんの取組は応援したいけれど知ってほしい

養育費をもらうからといって、ひとり親と子供の貧困が解決するわけではありません。

そして、養育費をもらいたくてももらえないシングルマザーの事情を知ってもらえたらいいなと思いnoteに書きました。

前澤さんの取組はひとり親を会社が支援する新しい形であり、

例えば今後は会社のCSRとして、ひとり親の支援が日本全体に広がってくれたらもっとひとり親が暮らしやすい日本になると思います。

こちらは養育費がもらえる可能性がある人にとってはとても良いサービスだと思います。

また、ひとり親100人採用も素敵ですね。

受かった100人が良い環境で働くことによって、生活が潤ったり、キャリアが築けるといいですね。

暴力夫に遭遇するかもしれないので、私は首都圏に戻ることはできません。

田舎からカエルの声を聞きながら、前澤さんも、東京で頑張るひとり親のみなさんも、応援しています。

がんばってください。


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