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人生の休息期間に学んだこと

 2023年は受け身と休息の1年だった。

 普段なら「思い立ったら即行動!」をポリシーとしているが、2023年はあえて受け身の立場を堅持した。すなわち自分からは積極的に動かず、現状を変革しようとせず、時間の流れるまま、起こることが起こるままに任す時間を過ごした。

 その理由はシンプルで、そうすることが「現時点では正解」だと考えたからである。ではなぜそのような考え方に至ったのか?その理由が「時期」である。

 人生には春のように暖かく過ごしやすく、外に出て積極的に行動するのが吉の時期もあれば、外に出れば冷たい風が吹き続け、外出し続けるよりも暖かい場所で季節が変わりゆくのを待つことが吉な時期もある。

 つまるところ、生きるということは生まれてからずっと、24時間365日全身全霊を込めて頑張り続けるのではなく、人生の節々、その時々の状況に応じて柔軟に過ごし方を変えていくことが大切だと思うのである。

 2023年はまさに前進よりも足を止め、静かに過ごすのが適切な時期だったので、この人生の休息期間を活用し私自身が個人的な体験をもとに気になった知識について勉強。「人生をより幅広く理解するためのきっかけにしたい」と考えた。

 そこでこのnote記事では、現時点で私が学び、記録に残しておきたい思った事柄について、備忘録的に書き残している。主な内容は占い、それも算命学における天中殺、そして四柱推命による人生のサイクルや自分自身の先天的な特性を判断する話である。

 「このnoteを読めば◯◯という結果が得られます」という類の内容ではない点は強調させていただくが、自分の人生を俯瞰的・構造的に理解し、その歩みに役立てるための考え方をお探しの方は、参考になる何かがあるかもしれない。

はじめに

 この世に生を受け、自分とは一体何者なのか?どんな人生を送るのか?それを知るためのツールとして活用できる知識が「占い」だと考えている。

 私は理屈よりも現実を尊ぶタイプの人間である。だからこそ、理屈よりも現実。「実際、このような結果になりました」という現実を土台として、物事を理解するタイプの人間である。

 そして、起こった現実をもとにして人生について考えてみると、人生にはどうしても、春夏秋冬のような一定のサイクルがあること考えざるを得ない。

 そのため、占いイコール自分や自分の人生を誰かに解き明かしてもらうのではなく、自分自身でより深く自分と自分の人生について理解するためのツールとして、占いという知識を活用したいと考えている。

 人生、理屈や道理だけで理解ができ、自分にとっての最善の選択や結末を迎えることができるならそれが望ましいのかもしれないが、どう考えても人生には一定の部分、自分の意志とは無関係に生じる何かがあるらしい。理屈では理解できない、不合理的な何かがあるらしい。

 ということで、そうした曖昧な部分、白黒つけることができない灰色の部分をそれはそれとして理解する。そんな思考や心の柔軟性が必要であると強く感じている。

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