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「今年は慎重に過ごすのが吉」人生にはそんな年がある話

 新年といえば目標。

 「今年は○○する!」と目標を立て、新しいスタートを切るタイミングとしては、新年ほど私たちのやる気を高揚させてくれる時期はないかもしれない。

 とはいえ、本noteでは「それでは、目標を立てて新しい1年を前向きにスタートしましょう。目標を立てる上で効果的なこと、してはいけないことはこちらです」という話を書きたいのではない。
 
 というのは、人によって運勢は様々。目標を立てて、前向きに頑張る時期に差し掛かっている人がいれば、「今は守勢が吉です」という人もいる。そして、本noteは後者の方を対象とし、「新年から頑張りすぎないすすめ」をテーマにしている。

 「人生即努力。努力即幸福」という言葉の通り、目標を立てて努力すること、向上心を持ち前向きに生きることはとても尊いことである。結局のところ本当の意味で自分の財産として残るのは、自分の涙、そして努力によって手に入れたものだけだからだ。

 この意味で行動によって自分の意思を示すことはとても大切だが、その一方で人生において行動や努力が裏目に出る時期があるということを知っておくこともまた、長い人生を生き抜くためにとても大切なことである。ということで本題に入る。


はじめに

 人生で頑張ってはいけない時期があること。自分から積極的な行動を起こさない方が良い時期があること。それはおそらく、30歳以上の方ならそれとなく、ご自身の経験からうすうす感じていることかもしれない。

 「努力は即結果につながる。現実がうまくいっていない人は努力不足である」など人生はそんな単純な話ではなく、いくら頑張ってもまったく行動が結果につながらない時期もあれば、理由はよく分からないけれど自分の力以上に物事がスイスイとうまくいく、奇跡のような時期がある。

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