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自己紹介|色々諦めて面白いことをしよう

自己紹介

30代の男。東京住まい。独身。エンジニア。現在休職中。
このくらいの自己紹介で事足りるようなどこにでもいるサラリーマン。
noteを始めようと思ったきっかけは暇つぶし。
何も楽しめない日常にうんざりし尽くして、振り切って面白そうなことをやってみようと思った。
もし同じように鬱屈した毎日を過ごす人がいたら、振り切った姿を見せることで少しでも勇気を与え、人生を面白く生きるヒントを届けられると良いと思っている。

何か心が満たされない日々

僕は30歳を過ぎた頃から精神的に暗いトンネルの中にいて、漠然と人生を面白く生きられていないと感じていた。

きっかけは、2年程前にAIベンチャーに転職した際、勢いのある優秀なメンバーに囲まれ、歴然とした能力差に愕然としたこと。そこで自分の無能さ・無価値感を感じ、初めて大きな挫折を味わった。以前勤めていた新卒の会社では、上司や同僚から仕事ぶりを評価され、出世街道まっしぐらで周囲から期待を受けていた。だから自分は周りよりも出来るという自信もあった。「他人より優秀でいられるかが大事」「優秀でいるからこそ自分の居場所がある」心からそう信じていた自分には耐えられない苦痛だった。逃避するように数ヶ月で辞めた。そこからが長いトンネルの始まりだった。

それから再起を図るように医療系スタートアップに転職した。スタートアップで働くということは、”荒れ地のような環境で自分の力で生存すること”=”高い戦闘能力”=”優秀さ・強さの証”だと思っていたし、その証を手に入れて家族や友達・異性に誇示したかったのだと思う。市場価値を高めてどこからも必要とされる社会人になりたかった。まだ自分はやれる。諦めきれなかった。しかし実際は、何か晴れない気持ちを抱いたまま目の前の仕事をこなす日々を送るばかりで鬱屈とした気持ちは膨らむばかりだった。丁度その1年後の折に、週末ワーカー的に創業当時から関わっていた別のスタートアップで、正社員CTOポジションで働かないか、と友人の社長から誘いの言葉をもらった。自分が起ち上げに関わった会社でなら、鬱屈した気持ちを晴らし、活き活きと働けるのではないか、と淡い希望にすがるようにしてその提案に乗った。純粋に必要とされたことも嬉しかった。それを機に在職中の会社に退職の意を伝え、新たなスタートへ向けての準備に入った。だが結果として、そんな淡い期待は報われることなく、わずか半年程過ぎると失意の底に沈んでいった。スタートアップという環境には、超ポジティブで自分の能力を信じて疑わない者、大きなビジョンを屈託なく掲げ猛進する者、若く優秀で活力に溢れ何も恐れずに挑戦し成長を楽しむ者、そんな人材ばかり働いている。みんな目を輝かせてイキイキとしている。一方で自分はといえば、特に社会的で大きな志も持たず、会社から与えられたプロジェクト以外で何か成し遂げた経験もない、マイペースで田舎で悠長に生きることに幸せを見出すような人間だ。そんな真反対の自分には不適切な場所に思えたし、いつしか自分がそんな場にいることに周りのメンバーに申し訳なくなった。自責するようになり、生きる意義を見出せなくなってしまった。人前では平静を装っていたが、何にも興味を持てず、何も楽しくなかった。無味乾燥だった。自暴自棄になり週末は酒にひたり、自堕落で進歩のない生活が続いた。ここ何年かの鬱積にも、もううんざりしていたし、限界だった。何か変えたかった。無理を言って休ませてもらうことにした。これが休職期間のはじまり。

自分軸で生きるということ

休職期間中に内省して突き詰めた結果、他人からの見られ方・評価を優先した他人軸優位の生き方をしていることが満たされない原因だった。人と比較して自分の立ち位置はどうか、自分は周りに認められているか、そんなことが自分の心を満たすために必要だったのだ。
だから自分軸優位の生き方に軸を徐々に移していくことにした。
しかし、今まで他人軸を優先して生きてきた自分には、急に自分軸優位に移すことは難しい。人の期待を裏切ることは、信頼を失い、人間関係を悪化させ、そんな不義理を働いた自分にどんな悪い未来が待っているのか怖くなる。
でも自分で自分を満たすことができなければ本当の幸せを手に入れることはできないだろう。
だから、僅かでも面白そうと思ったことはリストアップして、それをやってみることにしよう。それをやったときの自分の心を観察して、自分を取り戻していく。幸いにも時間はある。

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