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神戸の里山で、少年に戻った日~イベントレポートVer.3~

※本記事は内田秀太がお届けします。

少年に戻った日

神戸は西区。オルタナティブスクールをはじめとした多様な活動をされているさとのわさんにて、HItoHITOイベント第3回を開催しました。古民家が並び、裏山からの夕焼けが最高なこの場所で、今回も色んな世代がたくさん集まりました。

今回は初の試みとして、簡単なアイスブレイクをしたのちにそれぞれのグループで思い思いの場所で好きなように火を起こしてもらいました。
薪を取りに行く人、火おこしを頑張る人、見守る人、それぞれに自然な役割が生まれていくのが面白くて、なんかいいなぁと。

ポークビーンズも用意して、マシュマロもあって、コーヒーも用意して。
やってることは林間学校や修学旅行のそれなのかも。
そんな、それぞれにとっての「あの頃」に回帰させるような、里山と古民家。思えば、最近になって野山を駆け回ったことはなんて、ほとんどありません。
参加者のアンケートの感想には、

「久しぶりに少年に戻りました。」

と。
それほどまでに、僕たちは何かに夢中になり、自然と触れ合う機会を失っているのかなぁなんてことを思います。
人にとっての便利を追求し、不都合な自然を取り除いた今の都市生活。
それは同時に、人にとって必要だったものも取り除いてしまった。そんな気がしてなりません。
火がどうやったらつくのか、仲間と考える時間。
虫や草をダイレクトに感じる時間。
ただひたすらに語らったり、外でご飯を食べたり。
すぐ隣のヤギを感じたり。(笑)

そんななんでもない余白の時間を、僕らは定期的に、積極的に持つことが大事ではないでしょうか。
そして、そんな時間をすてきに、あたたかく彩ってくれるのはやっぱり焚火。
日が落ちてからの火のゆらめきが、なんともたまりません。

人生には、やっぱり火と人が必要なんだと思います。
もっと、人が都市と自然を行き来するような
人が気軽に自然を感じられるような
そんな体験をつくっていきたいと思います。
その体験に人と人の繋がりが生まれれば、最高ですね。


今回も読んでくれて、ありがとうございます。

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