ADHDかもしれない話
私は幼少期から何かとやらかすタイプで、衝動的に行動してしまうことが多かった。
例えば、相手が傷付くとわかっている言葉でも「相手がどんな反応するのかな?試しに言ってみよう。」みたいな感覚で発してしまうことがあったり、後で大変なことになるとわかっていても、怒りに任せて行動してしまったりすることが多々あった。
もちろん、それで何度も痛い目をみているのだが、行動する前のワクワク感みたいな衝動が抑えられないのである。
そのことをメンタルクリニックの主治医に伝えたところ「実は初診時の簡易テストでADHDの可能性があるという検査結果だった」という驚愕の事実が告げられた。そして後日、心理検査を受けることになった。
心理検査は、個室で心理士さんと対面で行われた。そこで2時間くらい様々な質問をされたり、パズルのような問題や暗算の計算問題などが出され、終わるころにはどっと疲れている内容だった。
2週間くらい後に心理検査の結果が手渡された。内容を確認すると「知能指数は標準であるが、ADHDの特徴である不注意・多動性・衝動性の値が平均をはるかに上回る」という検査結果だった。
私は自分がADHDかもしれないと考えたことがなかったので正直驚いたが、よくよく考えてみると納得した。
私はとにかく衝動的に行動してしまうし、じっとしていられないし、失言が多いし、定期的に大きなことをやらかして注目を集めるような人間だったからだ。
今後は主治医の紹介でADHDの専門医へ受診予定だが、その病院の予約を取るのも大変だった。まず電話が全く通じない。予約専用の電話番号にかけ続け、約1時間半後にやっと電話が通じた。そして、最短での受診でも2か月後からとのことだった。
もし仕事を継続していたら、この病院への通院は諦めていたと思う。そう思うと、今は無職で良かったのかもしれない。
検査結果がどうなるのか、今後の生活にどのような変化をもたらすのかは、まだわからない。
ただ、今後のために自分と向き合う必要があるのは間違いなく、自分の特性を知るためにも検査は必要だと思う。
検査結果が出たら改めて記事を書こうと思う。もし私と同じような感覚や言動をしている人がいれば、病院で検査を受けてみると自分の特性を見つめ直す良い機会となるかもしれない。
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