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「やりたいこと」に囚われた私が、納得内定に辿り着くまで

はじめまして。23卒のマチコと申します。就活という一つの山を乗り越え、一息ついたところで振り返りをしてみます。

最初に簡単な自己紹介から。私の大学生活を表す三つのキーワードは【英語】【ジェンダー学】【体育会】の三つ。大学では大好きな英語漬けの生活を送り、大学外ではジェンダー系学生団体を運営したり、部活で楽しく体を動かしたり…という生活を送っていました。

そんな私の内定先はなんと、ITコンサルティングの会社。【英語】も【ジェンダー学】も【体育会】も一見関係がないような進路です。しかし、自分が成し遂げたいことを実現するための「手段」として最適な進路だと考え、内定を承諾することにしました。
もちろん、ここに辿り着くまで相当迷い、遠回りもしました。その記録が少しでも皆さんの力になれば嬉しいです。


絶対化粧品業界に行く!それ以外考えない!

私の就職活動は、大学2年生の3月に始まりました。ちょうど一年前の今頃ですね。22卒の先輩方が慌ただしく動く様子を目の当たりにし、焦燥感に駆られる形で自己分析から始めました。

「自分の好きなもので、興味のある社会課題(=ジェンダー問題)を解決したい…そうだ、化粧品業界にいこう!絶対自分が好きなら楽しい!需要もある!」というひらめき(?)に身を任せることになってしまいました。

大学の先輩方の「今の時期にやりたいことがあるのは強い!絶対いける」という言葉を鵜呑みにしてしまったことも災いし、ゆっくりと、暗く深い沼に足を踏み入れて行ったのでした…


大挫折、迷走

化粧品業界を志したはいいものの、なかなかうまくはいきません。原因は大きく二つ。化粧品業界の競争率の高さと、就活をあまりにも甘く見ていたことでした。

まず、化粧品業界の競争率について。一言で表すと、めちゃくちゃ高いのです。

・そもそも業界として規模が大きくない
・日用品のため知名度が高い企業が多く、必然的に人気になる
・コロナで収益減、採用を絞る企業がちらほら
・夏・冬のインターン参加者のみで本選考を行う大手メーカーも…

加えて、私は「ジェンダーに囚われず、一人一人が自分らしくいられるような商品を打ち出したい」と考えていたため、応募したのはマーケや企画といった特に倍率の高い職種でした。
 
結果、選考に応募した夏インターンは全落ち、紆余曲折あってご縁をいただいた企業のインターン経由の早期選考も一次面接でお見送り。後者は特に、私自身が就活を甘く見ていたこと、そして準備の方向性を間違っていたことも大きな原因となりました。

当時は「思いの強さ」が会社との縁を結ぶもの、と考えていました。先輩方の「やりたいことがあるのは強い!」というコメントをあまりにも単純に考えていたんですね。
やりたいこと、達成したい目標があるならば、それを「形にするための努力」が必要になります。就職活動の序盤であれば、ガクチカ、就活の軸、自己prを通して「自分とは何者か」を伝える練習でしょうか。それを差し置いて、一次面接から自分のやりたいこと、思いの強さ、企業研究や志望動機ばかりに重点を置いた私は、当然ガクチカですら思うように伝えられませんでした。

また、就活メンタルが出来上がっていなかったために「自分のビジョンが、達成したい目標が否定された」と思い込んでしまいました。完膚なきまでにメンタルを叩きのめされた私は、大好きだった化粧品が視界に入るのすら苦痛になってしまいます。
初っ端から大失敗をしてしまった私は、ここから暗黒時代に突入します。自分が目指したい業界は、どんな仕事がいいだろうか…と、手当たり次第に可能性を検証する日々でした。今思えば、完全に内定が「目的」になっていた時期でした。


新たな出会いと方針転換

暗黒時代に突入したのが11月。この時、一度立ち止まったことで就活の全体像を見据えて考え直すことができました。自分が盲信してきたビジョンをもう一度見直しつつ、新しい選択肢や視点を見つける方法を探そう、ということになりました。

そこで頼ることにしたのが、inteeです。以前インターンシップで出会った学生さんから聞いていた就活コミュニティです。

①凝り固まったビジョンをほぐし、あえて抽象化する
⇨メンターの杉山さんとの話し合いの中で、自分に足りないものや思い込みの中にある本音を引き出してもらいました。ブラッシュアップした軸やビジョンをもとに、再スタートを切ることができました。

②就活の型を学ぶ
⇨自己分析で理解した「自分」をいかに人に伝えるか、社会人や企業は学生の何を見ているのか?を壁打ちを通して学びました。inteeでは企業の人事の方々とカジュアルにお話しできる機会がたくさんあったので、そこで場数を踏むことができました。
あとは個人的に、ひたすら面接練習をしていました。軽く20回以上は行っていたと思います。
型を学んでからはもう以前の停滞が嘘のように、順調に駒を進めることができました。

③自分に合った選択肢を探していく
⇨化粧品業界に絞って就活を進めていたため、他業界に関する知識は乏しく…
業界を跨いで、自分のビジョンが実現できそうな企業をinteeに紹介していただきました。

そんなこんなでinteeにお世話になること約4ヶ月、第一志望群の企業から内定をいただくことができました!
結果は自分で見つけた企業にはなりますが、ご紹介いただいた企業の選考を経て、後悔しない選択ができました。


学んだこと

私が就活を通して学んだことは、人生本当にどうなるかわからない、常に自分と向き合い続けること!そして目的と手段を履き違えてはいけない!です。社会を覗き見て考えたことや、新たに身につけた価値観はたくさんあるのですが、書き出したらキリがなさそうなので…これからも大切にしたい考え方、そして就活に臨む方々にぜひ持って欲しいマインドとして、これを記しておきます。

正直、不安なものは不安でした。最初考えていたやりたいことは全然形にならないし、本当に文系からITでやっていけるのか…?などなど、ずっとぐるぐる考えていました。それでも、自分のやりたいことはこれで、それを実現するためには何が必要か。思い込みを捨てて、向き合い続けることで想像もしていなかったような進路を見つけることができました。就職活動を終えた今、卒業後の自分の姿が楽しみで仕方ありません。

学生の立場で社会のことをあれこれ教えてもらい、自分の可能性を模索できる時間はとても素敵なものでした。思い切って人の力を借りて、たくさんの大人に支えてもらったからこそ頑張り続けられたのだと思います。私の意思を尊重しながら導いてくれたメンターさん、常に愚痴を聞いてくれた先輩、息抜きに誘ってくれた後輩、遠く地元から応援してくれた両親、親身に力を貸してくださいましたOBOGの皆さんの支えに心から感謝しています。

そして就活に励んでいる皆さん、これから取り組む皆さん。素敵な進路が実現できるように応援しています!

https://intee.jp/student/referer?introducer=tWF8Bqt%2BCUAr0AsGfQ3T0w%3D%3D


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