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「これ、誰がやるの?...私がやらずに誰がやる!」IT部門のオールラウンダーが語る、JINSの「ヤバさ(すごさ)」 #04



「JINS MEMEを出すって言ってるけど、誰がシステム開発やるの?...考えるほど、私しかいないかも、と思って」

もともとはオンラインショップの受注管理システムの担当やITインフラエンジニアとしてJINSに入社した、佐藤拓磨。現在はグローバルIT戦略本部とグローバルガバナンス本部を兼務し、グローバルシステム企画と開発、サイバーセキュリティを担当する。

事あるごとに「ヤバい」と口にし、JINSの社風を「良い意味でのヤバさと、課題がある意味でのヤバさが共存している」と話す佐藤が見てきた、JINSの9年間とは。



とにかく「ヤバかった」JINS MEMEのローンチまで

「私の活動領域が急激に広がり始めたのは、JINS MEMEのプロジェクト。メガネという製品に、メカ・エレキ・システムの技術をダイレクトに駆使することを最初に聞いた時は『これはヤバいな』と思いました。そういうサービスを展開しようとしていることにワクワクしました。」

2013年、JINSでのキャリアをスタートさせた佐藤。当時の社風を「“世界初”とか“新しいこと”に、ものすごくこだわっていた印象です」と振り返る。


「JINS MEMEというテクノロジーの塊を、メガネ屋であるJINSがやろうとしている振り切り具合がすごいですよね。メガネって、外の情報を見るためのもので、サングラスは外界からの刺激を防御するもの。でもなぜか、MEMEは外の世界ではなくて“自分を見る”という内の情報を見えるようにするというコンセプトなのです。これまでのメガネのあり方とはベクトルの向きが逆、という発想がとても魅力的でした。

一方、これをローンチするにあたり必要なシステム開発リソース、スキルがプロジェクトチームに全然足りないことが分かってきて、これまた『ヤバいな』と(笑)。こんなプロジェクトにGOを出した会社って振り切れてますよね。良い意味、怖い意味のヤバさが共存していました。それで、僕から直談判したんです。

佐藤がその時説明した内容は、「MEMEの開発はこうしたいって言ってるけれど、そのためにはこうする必要があって、今はここが足りない。そこは私が担うので是非ジョインしたい」ということ。そこから、JINS MEMEの開発プロジェクトに携わり、JINS MEMEを起点にしたシステム設計やアプリ開発を手がけた。

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9年前の経験が、成長の“礎”に

「JINSでのキャリアを振り返って、JINS MEMEがもっとも印象的なプロジェクトでした。当時最先端だった技術は、今も古びていないと自負しています」と胸を張る。

「当時撒いたタネが今、他の分野に繋がってスケールしています。数百万のユーザーがいるJINSアプリの基礎となっているログイン認証基盤や顧客データを管理するCRM基盤、店舗とECサイトとのOMO連携...クラウド上とリアルのデータを統合した『JINSアカウント』という考え方は、MEME時代にスタートしたもの。既存の事業の先進的な考え方の礎であり、今の事業成長の肝になっています」

“わらしべ長者”の井上が招待した外部のメンバーたちは、軒並み尖っていたらしい。(あの井上に選ばれたメンバー、並大抵ではないはずだ。) JINSに入社する前は、オープンソースをベースとしたCMSのシステム開発や、大手小売業向けのBPR・SCMのコンサルティング支援やシステム導入プロジェクト支援を請け負っていた佐藤にとって、そうしたメンバーとコラボしながら一つの製品を作り上げるという経験は、とても刺激的だったのだ。

「開発プロセスでさまざまな部門のスタッフと関わらせてもらいました。その経験があるからこそ、現在はプロダクトとシステムという異なる部門間で、お互いのノウハウやアイデアを生かすことができています」

佐藤②

JINSがこだわる、“世界初”を担う

現在は、JINSのアプリ、ITインフラ、ネットワーク、Webサイト、セキュリティ...いわゆる「テクノロジー」と名のつく分野を、グローバルで見ている佐藤。その分野を業務の中核としながら、JINSがこだわる“世界初”の事業やサービスを、スムーズに展開するための環境づくりも担う。話を聞くだけでも、随分と夢のある仕事だ。

JINSのIT部門の「らしさ」を、佐藤はこう語る。

「ウェブにしろモバイルにしろ、クライドにしろウエアラブルにしろ、事業として成立できること、“世界初”と呼ばれることに対して、手段の制約がないんです。JINSは“世界初”が大好きですからね。もちろんコストやサービス・事業の妥当性は見られるけれど、きちんとした理由づけがある限りは、自由度はヤバいくらい高くて、逆に「ここまでしまって良いんですか?」と本人が心配になるくらい(笑)。エンジニアとして、テクノロジー系をやりたい人にとっては、かなり貴重な経験を積める環境だと思います」

さらに、グローバル企業「らしさ」もある。

「JINSは、他国のIT部門も日本チームが協力しながら業務を進めています。海外向けの開発案件にも携われるので、やれることは本当にいっぱいあるんです。先ほど話した通り、筋が良い限りは制約もないし、部署間のセクショナリズムもないと思っているので、自分が望めばどこまでも関係人口を増やせて、どこまでも手を広げることができます。それだけ経験値も積めるし、活躍の場もどんどん広がっていきます。

IT、EC、ウエアラブル、セキュリティ、CRM...僕が日本で経験しているようなテクノロジーの“塊”が、これからは中国、香港、台湾にも展開されていきます。日本とは異なる環境で挑戦できることも、楽しみの一つです」

佐藤が担うのは、コストと時間を効率化させながら、日本と海外を横断して、いかに“でかい”ことをできるかというプロジェクト。グローバルの「横展開」だ。JINSを長年見ている佐藤ならではの、グローバルでのサービス・事業展開の展望を聞いた。


①中国マーケットへの期待

日本は傾向として保守的な部分があるが、中国の人はかなりチャレンジングなので、新しいことを進めることはよりハードルが低い、障壁がない。
日本人の良いところでも悪いところでもあるけれど、何かを始めるときには予算、スケジュール、段取り、リスク、対策を考えるのが「普通」。(JINSは「ヤバい」ので、これに当てはまらないこともある。)
一方、中国はスピード優先なところがあるので、「まずやってみる。そこで問題が出てきたら考える」が基本。これが、日本以上にデジタルが栄えている要因だと思う。
JINS MEMEの開発で経験した自由度、発達とは、また違った面白みと広がりが経験できるのではないか。

②「攻め」と「守り」

サイバーセキュリティの責任者でもあるので、事業を海外展開するに当たっての「攻め」「守り」、そのリスクをいかに回避するのか、というところも大きなテーマの一つ。
日本は言うなれば“中庸”。どちらも突出しているわけではないけれど、リスク管理がうまくできることが強みでもある。
テクノロジーを用いた企画には、最近ではその国の政治や国同士の関係性などの「地政学」という点も考慮することが多くなってきました。その上で、マーケットの情勢も見ると攻守のバランスは変わってくるので、そういった全体観が養えるのでは。

さまざまな「ヤバい」場面を見てきた佐藤が考える、JINSのIT部門に必要な人材は...

「『これが課題でできないから、やった方が良いのでは?』『良い指摘だね。じゃあ、あなたがやって解決してみる?』この会話ができる人が、JINSをさらに成長させてくれると思います。

私がJINS MEMEで本当に貴重な経験ができたのも、『誰が開発やるの?...私しかいねえ』の覚悟があったから。自分で判断できる人、動くことができる人は、いろんなことにチャレンジできる最高の環境です」

佐藤①

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・「ヤバい」状況すら楽しめる
・自分で考えて、自分で行動できる
・グローバルで挑戦したい

一つでも当てはまるという人は、ぜひJINSの門を叩いてみてほしい。自分の可能性を大きく広げ、組織の成長にコミットできる環境が、ここにはある。

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