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藍 宇江魚
2022年2月20日 01:10
ゴールデンウィーク明けから間もない皐月のある夜。 真由美が目を開けると男の顔があった。「ぎゃーッ」 ガバッと彼女が上体を起こすと、目の前で腰を抜かして座る白装束の林太郎が居た。「お、お父さん…」「真由美。驚かさないでくれよ。心臓が止まるかと思った」「それはこっちのセリフですよ。それにお父さんの心臓は止まってるでしょう」「あぁ。そうだった」「もう…」 二人、苦笑