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沖仁 Workshop "El Toque[エル・トーケ]"

最近あちこちで、事あるごとにこの話をしていますが、
沖仁フラメンコギターワークショップをより本格化し、2024年春に初の演奏会を開きたい
と考えています。

ワークショップは、もうかれこれ10年以上前から年に数回のペースで続けてきました。一貫したコンセプトは「一期一会」。定期的な開催でもなく、毎回一度きりで完結する教材を作り、(何回かで1曲を仕上げるスタイルもありつつ)、都度受講生を集うやり方。毎回受講生が入れ替わって構わないし、気が向いた時にまた戻ってきてくれたらそれもまた良し、という考え方でした。

でも最近になって、何年もずっと継続して参加してくれている受講生が多くいるということに気づきました。ある人はスケジュールの都合をつけて、ある人は遠くから。そうした受講生達の上達の過程を見届けてクラスで一緒に演奏することが、いつの間にか僕自身にとっても喜びになっていました。
また、コロナで一旦ギターから離れてしまったギタリスト達、フラメンコギターを弾くことに興味はあるけれど踏み出すきっかけがないというようなギタリスト達に、モチベーションをキープしてもらうにはどうすると良いのか、考えていました。

そうして、より長期的な視野のWSと、演奏会を企画したい!と思ったわけです。


WSの名前を改めました。

沖仁WS "El Toque"

*エル・トーケはフラメンコギター演奏のこと。


さて、今の時点で僕が思い描いている今後のWSのイメージを書いておこうと思います。
(もちろん実際にやっていくうちに内容は変化していくと思うので、それも込みでどうぞ。)

・2023年中に3-4回のWS、できれば秋以降に合宿。 
・曲は演奏会を意識して、主にこれまでに教材に取り上げた沖仁オリジナル曲のリアレンジや、各ジャンルの有名曲。
・新たに入門クラス(by 青木ゆうにゃん 先生)を開設。初めてギターを持つ方や、もう一度基本を固めたい方、他のジャンルからの持ち替えギタリストなどが対象。
・入門の方がレパートリークラスにも参加できるよう、入門アレンジを追加。
・WSの最後に皆が参加できるフリーセッションタイムを設ける。


・2024年春ごろに演奏会。
・数ヶ月前に改めて参加希望者を募り、演奏会へ向けたアンサンブル用アレンジでのWSを行う。
・大人数での合奏からトリオ、デュオ、ソロまで。(僕も一緒に弾きます)
・ソロやデュオ曲は、持ち曲込曲も可。(オリジナル大歓迎)

僕のワークショップの参加者は本当に色々な弾き手が集まっています。サポートミュージシャンとして第一線でプロ活動をしている人、ギターの教授活動をしている人、バンド活動をしている人。プロギタリスト志望の人、オリジナル曲の弾き語りのギターとしてフラメンコを選んだ人。僕よりもフラメンコ歴が長い人から、小・中学生まで。そして僕の演奏を聴いて初めてギターを手に取った人も。

こうした、あらゆるレベルの、あらゆる取り組み方の人が、トラディショナルなフラメンコを基盤にして、ジャンルを超えて楽しく合奏できること。
これこそがEl Toqueの特色であり、大切にしたいテーマです。

そしてもう一つの目標。

日本フラメンコ協会 新人公演 ギター部門など、コンクールへのチャレンジ!

僕自身、新人公演では1997年に奨励賞をいただき、プロ活動を進める上で大きな助けとなりました。新人公演は、年々ギター部門への参加者が減っていると聞きます。新人公演(コンクール)へのチャレンジを一つの目標に据えて、希望者へは特別クラスを開催し、惜しみないバックアップをしたいと思います。

El Toqueについてより細かなことは追ってこちらにアップしていくつもりです。
次回のWSは2023/2/4(土)神楽坂にて。
 参加受付はまもなくこちらのサイト上で開始します。

Jin Oki WS "El Toque" 公式LINEアカウント


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