見出し画像

生まれてきた日の意味を考える

夫くんが先日誕生日を迎えました!おめでとう!
出会ってからほぼ7年以上。
あんなに若かった私達ももう20代後半になり、誕生日プレゼントやディナーなどは正直ネタ切れ…笑。

夫くんは私の体調を気遣ってくれて、家で夜ご飯が食べられるようにピザや寿司を持ち帰って贅沢な夕ご飯程度で良いと考えてくれていたようですが、せっかくの誕生日。正直に食べたいものは?と聞くと「…焼肉」だそうです。笑

行きたい焼肉屋さんがあるというので、そこに行こう!と決めました。ですが近場のお店に行くのは緊張する…(職場の人に会うかもしれない)。少し遠いところの焼肉屋さんへ行くことにしました。

ケーキ買い出し作戦

誕生日当日。
誕生日なのにケーキが無いのは悲しいので買いに行くことにしました。
夫くんの好みはフルーツがたくさん乗っているタルト。チーズケーキも好きです。
ぴったりなケーキがあるケーキ屋さんを見つけ、そこに行こうと思っていました。

しかし問題が一つ…職場が近く人通りも多い場所。
(誰か知っている人に会ったらどうしよう…)
前よりも外出できるようになっていましたが、自分ひとりで職場の近くまで買い物するのはまだ怖い。
ですが、違うお店を探すととても遠くて行けないです。

考えた末に出した結果は、変装して買いに行く!です笑。
普段ならしないような髪型にし、服装も普段とは違うもの。そしてしっかりマスクをつけてケーキを買ったらすぐさま帰る!
この計画でケーキ買い出し作戦決行です。

その日はとても天気がよく暖かかったので、外には人が多く歩いていました。近くまで車で行き、パーキングまでの道中に職場の近くを通ります。
大丈夫。誰もいない。
と思いながらも、周囲の人が気になり次第に緊張し始めました。
(前の車が職場の人だったらどうしよう、歩いている人が…信号待ちの人が…)
もう、注意力散漫で車の運転は危険です。ですが幸いパーキングに着き、駐車場も空いていました。
車を駐車したら、すぐにケーキ屋さんへ急ぎました。

ケーキ屋さんへ向かう道中はあまり覚えていません。笑
周りの人が気になってしまって変に顔を確認してしまったり、誰か知っている人がいないがキョロキョロしたり。そんな感じだったと思います。
とにかく早くケーキを買って、早く帰る。頭の中はそれだけでした。

ようやくケーキ屋さんに着くと、想像していたピッタリのケーキがありました。もう即決です。
「お誕生日用ですか?チョコのバースデープレートはどうなさいますか?ろうそくはいかがですか?」
などたくさん聞かれましたが、私の頭の中はさっさと買って帰ることだけ。
無料のろうそくだけもらってバースデープレートは断念しました。
夫くんごめん。

無事に購入!
店員さんとのコミュニケーションは最低限、すぐに駐車場へ向かいました。

来た道は怖くて戻れない。
遠回りになりますが職場からできるだけ離れたルートで帰りました。遠回りした分時間がかかりましたが、ようやく帰宅。
ミッションクリア
いや…本当に頑張った…

その日の夜、少し遠い焼肉屋さんまで行き美味しいお肉を堪能しました。

「おいしい、おいしい」と何度も言う夫くんを見ていると、こっちまで嬉しくなる。人が笑顔で頬張って食べる様子はこんなにも心があたたかくなるのか。

帰宅し、ケーキを披露。
定番のバースデーソングも歌い、ろうそくも吹き消してもらいました。ケーキのずっしりした重さに感動していました。笑

「ケーキ買いに行くの大変だったでしょう?」
私の心配までしてくれる。やっぱり夫くんは優しい。

誕生日ってどんな日?

小さい頃は誕生日が近くなるとプレゼントは何がほしい、ケーキはチョコレートがいいと誕生日前からワクワクしていました。これが学生になると何人の友達からメッセージが来るか、ということに敏感になってしまいワクワクと不安があったような感じがします。

学生時代、バイト先の店長が誕生日のときには「もう祝ってもらうような年じゃない」という言葉が印象的で、この先もっと大人になると誕生日に何の特別感も感じなくなるのか…と、大人でかっこいいとも思ったし少し寂しいようにも感じたことがあります。

大学時代の友達に「SNSで誕生日アピールする人って苦手。自意識過剰みたいじゃん」と言う人がいました。おめでとうと言われたい、小さくても良いからプレゼントがほしい、というように感じたようです。(でもなぜかその友達が誕生日のときには自分のSNSで誕生日報告してましたけどね笑)

誕生日はそもそも自分が生まれた日。
生まれてきてくれてありがとうと思う親がいたり、出会えて良かったと思う親友や恋人がいる。
そして自分を生んでくれてありがとうと親に感謝する日

だから祝ってくれた友達の人数やプレゼントの数じゃない。だからといって何もしないわけでもない。
本当に出会って良かったと思える人との奇跡を噛み締めたり、痛い思いをして生んでくれた親への感謝を伝える特別な日ではないでしょうか。

助産師をしていた頃は、誕生日が身近になりすぎていました。
日々だれかの赤ちゃんの誕生日になっていて、「おめでとう」も何度も言いました(お産後のお母さんに)。
あまり誕生日の意味を考えることが少なくなっていたような気がします。

夫くんはすごく良い誕生日だったと言ってくれました。
普段より私と一緒にいる時間が長く感じられたからだそうです。
今まではシフト制の職場で休み希望を出して休みをもらっていましたが、思うように休みが取れないこともありました。夜勤明けなどで疲れている時もありました。

プレゼントや食事だけでなく、一緒に居たい人と過ごして生まれてきた喜びを噛みしめる。そんな夫くんの誕生日になりました。

改めて、お誕生日おめでとう!

#至福のスイーツ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?