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ソバ屋を出たら雨だった

歩いて10分のところにあるソバ屋に行った。手打ちだよこれ、近所にこんな美味しい店があるとは嬉しい。いい心持ちで、帰りにデザートでも買って帰ろうと思いながら店を出ると、いきなり雷が鳴りだした。

雲間にキレイな稲光。雨もポツポツ。

あー、これはくるな。

傘を持たずにきていた。近くのコンビニで雨やどりかと思ったが、このご時世だし、どれだけ待つかわからないし。

そのまま帰宅を選択。すぐに土砂降りとなった。


雨粒ってこんなに大きかったっけ。服はすぐに重くなり、髪は額に張り付く。雷は鳴り続けている。こんなに無防備で濡れるのはいつ以来だろう。中学生のころ、学生服のままずぶ濡れで帰ったことがあったっけ。

帰り道は長かった気がするけど、実際にはほんの五分ほどか。うちに着いて心底ホッとするのは久しぶりの感覚だ。

着ていた全てを洗濯機に放り込み、タオルで頭をぬぐってホッとひと息つく。窓の外では、雨が少し弱まっていた。


デザートを忘れている。


五分たって、雨がやんだら服を着てアイスを買いにいこう。



「五分たって、雨がやんだら何をしようか。」

※なんとなくオマージュっぽくなっちゃったので紹介。

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雨の日をたのしく