読みたいときが読みどき
読む本の選び方って人それぞれだと思うけど、これを読みたいと思ったときや、ぱらぱらっとめくって惹きこまれたときなど、いまその時が「読みどき」と思うことがある。
最近は自宅で立ち読みしたり、同時に何冊も読み散らかしているのだが、なかなか読み進められない本はいったん本棚に戻している。
それはたぶん、今じゃないのだ。
いつまでたっても未読のまま本棚の隅に置いてある本もある。
一度手にしてほとんど理解できなくて、10年くらい寝かせて、もう一度手にしたらぐいぐい読めた本がある。
買ってから20年くらいほったらかして、ふと気になって読んだら、めちゃめちゃおもしろかった本もある。
難しめの本を、自分に負荷をかけるつもりで、時間をかけて読みたいときがある。
とにかく余計なことを考えずに物語の世界に浸したい時もある。
気楽に無駄話のような文章に触れたいときもある。
積ん読は決して罪なんかじゃない。
いつその本が読みたくなるか、わかったもんじゃないから。
未読本が家にたくさんあると、その時の気分に合った本が家に居ながらにして見つかるのですよ。何て贅沢。
読んでない本がたくさんあることについて、それでも本を買ってしまうことについて、言い訳を思いついては書き留めておくのであった。