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緊張型頭痛の鍼治療の一例(解説編)

こんにちは!陣内(@jin_anzu)です。

今回の記事は『緊張型頭痛の鍼治療の一例(解説編)』について解説していきたいと思います。

まず刺鍼法をご紹介している動画はこちらになります。

鍼灸の臨床で頭痛で来院される方は多いと思っています。
主訴が頭痛で来院されることは少なくても肩こりや眼精疲労、その他の症状に随伴して症状を持っている方は非常に多く感じます。
ですので問診で不定愁訴がある場合などで頭痛は確認しているようにしています。

というのも頭痛はQOLの観点からみると症状を呈することでQOLを下げると私は考えています。

このような調査結果もあります。

https://news.lilly.co.jp/PDFFiles/2021/21-70_co.jp_.pdf


鍼灸師にとって頭痛の症状を少しでも改善ができるということはとても意味のある事だと思っています。

今回はその中の緊張型の頭痛に対しての鍼灸施術の一例にフォーカスを当ててご紹介していきたいと思います。・

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イメージを持って刺鍼ができると刺入の効果がはっきり変わります。
再現性にもつながりますよ!

基礎から学んでいきましょう♬


鍼灸師として『頭痛』という症状を取り扱う時に大事にしていること


鍼灸師として私が頭痛の方が来院されたときに一番重要視していることは・・・・

鍼灸施術に適した症状であるか

ということです。

当たり前じゃねーかって声がありそうですがこれってものすごい重要なことで頭痛にはご存じの通り命に関係する疾患が隠れていることがあります。

例をあげると

  • クモ膜下出血

  • 脳出血

  • 脳梗塞

  • 脳動脈解離

  • 髄膜炎

  • 脳腫瘍

など様々な病気があります。

これらを二次性頭痛と言います。

二次性頭痛には見逃してはいけない命を脅かす恐れのある症状があります。

これをレッドフラッグサインといいます。

鍼灸師としては絶対このレッドフラッグサインを覚えて置かなければなりませんし、見逃してはいけないと思います。

慢性疼痛診療ガイドライン2021には次のように記載されています。
一部抜粋してご紹介します。

危険な頭痛はどのようにして鑑別するか?
くも膜下出血を代表とする危険な二次性頭痛を早期に鑑別することが重要である。以下の場合、二次性頭痛を疑って積極的な検索を行う。
①発熱を含む全身症状
②新生物の既往
③意識レベルの低下を含めた神経脱落症状または機能不全
④急または突然に発症する頭痛
⑤50歳以降に発症する頭痛
⑥頭痛のパターンの変化または最近発症した新しい頭痛
⑦姿勢によって変化する頭痛
⑧くしゃみ、咳、または運動により誘発される頭痛
⑨乳頭浮腫
⑩痛みや症状が進行する頭痛、非典型的な頭痛
⑪妊娠中または産褥期
⑫自律神経症状を伴う眼痛
⑬外傷後に発症した頭痛
⑭HIVなどの免疫系病態を有する患者
⑮鎮痛薬使用過多もしくは薬物新規使用に伴う頭痛

慢性疼痛診療ガイドライン

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