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肩関節周囲炎における夜間痛の鍼治療~刺鍼編~

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こんにちは!陣内(@jin_anzu)です。

今回は「肩関節周囲炎における夜間痛の鍼治療」についてご紹介していきたいと思います。

前回は基礎編という事で肩関節周囲炎で夜間痛が起きる理由についてご紹介していきました。

今回は臨床につながる実践できるポジショニングや刺鍼をご紹介していきたいと思います。


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今回の内容は私見を含んでいるので内容を鵜呑みにするのではなくご自分で咀嚼して理解をしてくださいね‼

それではないように入っていきましょう。

肩関節のポジショニング


肩関節を診る時に重要な事がポジショニングだと思っています。

少し話が逸れますが肩は
「肩が落ちる」
「肩の荷がおりる」
「肩を怒らせる」
「肩入れをする」
「肩で風を切る」
など肩は昔から感情や情動を表す事の多い部分です。

つまり肩は心情が現れやすいということなんです。

ですので肩を臨床で診る際で私が重要だと思っているのが『心理面』を大事にすること。

これは当たり前と思われるかもしれませんが意外と重要だと思っています。

まず肩が痛い方、特に表題にしている夜間痛などがある患者さんに関していろんな鑑別をすると思うのですが触るときに立ち位置、最初に触るときの声掛け、触る位置を気にしていますでしょうか!?

先ほども書いたように肩関節は心情を大きく表す関節です。

その関節が無茶苦茶痛い方に対して

見えない位置に立ってないですか!?


写真のようにいきなり後方に立ち肩に手をかけるようにすると肩の痛みがある方にとってはとても不快なストレスになります。

ストレスは痛みの原因の一つになりえます。
さらに言えば施術の上手くいく要因の一つである『信頼の構築』も上手くいかないと思います。

信頼の構築が出来なければ鍼灸の技術がいかに高かろうと施術効果は半分も活かせれないのではと思っています。

特に肩関節の夜間痛がある場合は、不眠になっている方も多く痛みに対して過敏になっている事もあります。

写真のようにいきなり肩に手を当て触察をしたり、徒手検査などを行うのは肩の痛い方にとっては恐怖を与えかねません。

ですのでこの辺りは術者のしゃべり方、立ち位置、手の当て方など最新の注意が必要だと思っています。
急に触る、見えないところからの操作などは厳禁です。

その中の重要なものの一つにポジショニングがあります。

施術のポジショニングが悪ければ施術中に痛みが増悪をしてしまう事があります。

途中で痛みが出てしまうとポジショニングで痛みが出たにも関わらず患者さんは「鍼治療で痛みが出た」と誤認してしまいます。
(もちろん鍼治療で症状が増悪したケースもあると思います)
こうなると初診時では離反の原因になるかもしれませんし、「鍼治療」自体が根が手と感じてしまうかもしれません。

これを防ぐためにも痛みの出にくいポジショニングをとる事が重要です。


基本私は施術時には夜間痛がある方の場合伏臥位、疼痛側を下にする側臥位は取る事は少ないです。

側臥位と仰臥位で施術をする事が多いです。

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