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味噌汁すごいぜ!


 味噌汁が免疫力を高める理由がまた一つ。

 新型コロナウイルスはACE2という細胞膜の上の酵素を入り口にして感染することがわかった。

 ACE2は本来、トリプトファン(アミノ酸)、ナイアシン(ニコチン酸アミド・ビタミンB3)とくっついて、以前紹介した抗微生物ペプチドを出す

(👇抗微生物ペプチドについて)


 つまり、細胞が宇宙海賊コブラ(左腕が銃。『ベルセルク』のガッツでもいい)

だとしたら、ウイルスをやっつけるはずの銃口にウイルスが入り込んでそこから感染してしまうイメージだ。

 高齢者で死亡率が高く、特に武漢で1月に亡くなった170人のうち、半分近くが高血圧の基礎疾患があったというが、これもACE2で説明できる

 高血圧患者に処方される血圧を下げるクスリ、ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)やARB(アンジオテンシン受容体阻害薬)を飲んでいる人は、ACE2が増えることが報告されているのだそうだ。

 クスリがACEを邪魔してしまうので、身体は機能を補うためにACEを増やすのだろう。(左腕の銃が詰まって、右腕も足も銃にしてしまうような感じか)
 ウイルスにとっては侵入する入り口がいっぱいあるということになる。
 感染しやすく重症化しやすくなるのも当然だろう。

 本来免疫力を発揮するべきACE2がウイルスに乗っ取られないためにはどうしたらいいだろう?
 ウイルスよりも『こめるべき銃弾』であるトリプトファンやナイアシンを先に入れてやれば良い。(弾がないとウイルスというニセの弾を入れて暴発してしまうイメージ)


 トリプトファンはアミノ酸で、食品の中で断トツトップに多く含むのが大豆だ。(100g中520mg)

 そしてナイアシンはトリプトファンから腸内の善玉菌によって合成される。(ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、ビタミンK2、葉酸は腸内細菌が合成する)。

 トリプトファンあるいは善玉菌不足でナイアシンがつくれないと、ペラグラという病気になる。20世紀初めにはアメリカ合衆国で毎年10万人が死んでいたそうだ。眠れない、疲れが取れない、感動しない、日光に当たると皮膚がただれる人、胃腸が弱い人、口内炎ができやすい人などは実はそうかもしれない。特にスナック菓子とか糖質ばっかり食べている人。(「コロナ後遺症」もこれかも?無症状の後遺症は第一に2週間の廃用を疑うが。)

味噌とは、その大豆と善玉菌の塊である。鰹節など味噌汁の出汁や具材も、トリプトファンに富むものが多い。

 トリプトファン・ナイアシンが結合してちゃんと機能したACE2は抗微生物ペプチドを発現して免疫力を発揮するとともに、余計な炎症も抑えてくれる。

 仮説ではあるが、十分なトリプトファンとナイアシンを体内に持ちACE2を満たすことにより、ウイルスの感染を競合的に防ぐとともに、抗微生物ペプチドを産生してウイルス撃退にもつながることが期待できる。

 それはWARS発症を抑えたり、重症化を防ぐことにもつながるはずだ。

 やっぱり、すごいぜ味噌汁!

 (追記:コロナ死亡率の高い国の多くは小麦主食国であり、ナイアシン不足国である。ペラグラとはイタリア語であり、最初に報告された患者が出たのはスペインであった。さらにこれらの国々で死亡率はロックダウン後に急上昇した。元々ナイアシン不足気味の人々がロックダウンによって買い物の回数が減り、肉や魚や牛乳といった生鮮食品からのタンパク質摂取が減ったことによりトリプトファン・ナイアシンが欠乏したことで感染率・重症化率を押し上げた可能性がある。特徴的なのは、ロックダウン中にしばしば報道されたコロナ感染後の皮膚症状、COVID toesである。

 COVID toes軽症のペラグラに類似し、栄養が不足しがちな子どもに多く見られ、そしてロックダウン解除後はほとんど報告されなくなった。)

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(読んでくださってありがとうございます。読んで良かった!味噌汁すごいぜ!もっと味噌汁飲もう!と思った方はスキ❤️フォローなどいただきますと励みになります^^) 

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