19. 心を幸せに向ける


ポイント
1 あなたの「普通」を健康にすれば、健康が気持ち良い「普通」になる。
2 心を幸せに向ければ自然に健康と幸せに近づく。


乳がんを減らす行動
楽しみな計画を立てる。


 さて、ここまで、乳がんと乳がん死を減らす方法についての知識をお伝えしてきました。
 最後は、一番大切なことをお伝えします。


 私がご紹介したことは、実行が難しいと感じる人がいるかもしれません。


 特に、すでに乳がんを患っている人は、あまりにも自分の「普通」と違うため、難しいと感じるのではないかと思います。


 人間の脳が習慣・同調・従属により「普通」を守ろうとするのは、脳のエネルギーを節約できるから、簡単に言えば楽だからです。


 新しいことを、いちいち考えてやるのは大変なのです。


 どうか、無理にやろうとしないでください。


 乳がんを恐れて「恐怖」から好きなものを我慢したり嫌なことをしたりするのは、ストレスになるばかりで続きません。


 「恐怖」という感情は、「逃げ出す」という一時的で緊急避難的な行動(例えば検診や手術を受けるなど)を促しますが、計画的で継続的な動機にはならないのです。
 怒られるから、で嫌々やらされた勉強は身にならないようなものです。


 健康になるためには、あなたが自分から全身全霊でそれを望まなくてはなりません。
 そのために大切なことは、心を幸せに向けることです。


 幸せな人生を思い描きその実現を心から待ち望む時、人は不思議なほど適切な行動を選択して、力強くそれを継続することができます


 幸せな人生を思い描くというと、ちょっと小難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと、
「楽しみな予定をたてる」
 ということです。


 将来に楽しみな予定があると、それだけで、その日までの人生が変わるのです。
 例えば、最もおすすめなことは、半年から一年後、旅行に行く計画を立てることです


 旅行先の条件はたった一つ、あなたが楽しみなところです。
 楽しみな予定を立て、それを実現するんだとあなたの37兆個の全細胞が一致団結した時、全てが変わります。


 やらされている、やりたくないことをやっている、我慢してやっている、惰性でやっている、目先の息抜きだけを追い求めてやっている人生から、楽しみにしている予定の実現まで、それを実行する健康状態で生き抜くことを決断した人生に変わるのです。


 そうなれば、その実現の妨げとなるような「普通」を捨て去り、新しい健康的な「普通」を手に入れることは、難しくなくなります。


 習慣も、付き合う人も、入ってくる情報も変わります。


 「健康」の「健」の字は人べんに建てると書きますが、「建」の字の由来は紙の上に筆を走らせる様子だそうです。
 人が生きる計画を建てることが、健康のはじめなのです。


 そして「健康」の「康」の字は、稲を脱穀してもみがこぼれ落ちる、実り多い様子に由来するそうです。(参考ウェブサイト1)
 楽しみな計画の先に多くの実りを康らかな気持ちで実現することが「健康」本来の意味だと言えるでしょう。
 ストレスに疲れ果てた人は、そんな計画を建てる元気もなかなか出てこないかもしれません。
 そういう人は、まずは近所の公園でもかまいません。
 明るい日光の降り注ぐところへ行ってみましょう
 まずはできることを探しましょう。

👇につづく


(参考ウェブサイト1)


(Facebook 2018年10月29日より)

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