見出し画像

水俣病講演会

京都の立命館大学朱雀キャンパスで行われた「第19回水俣病記念講演会」に行ってきました。いとうせいこうの司会、映画監督の森達也や原告の小笹恵さん、石牟礼道子を身近に知る作家の米本浩二など、様々な視点で語られた水俣は圧巻でした。オンラインと現地参加を合わせて700人が参加したという発表にも驚きでした。水俣は終わっていない。原発汚染水の海洋放出や、食品添加物問題も、水俣と同じ構造です。
原告のある男性は「金儲けのために人を殺したものは、それ相応の償いをしなければならない。血債(血をもって貸した債権=造語)は返済しなければならない」と言ったそうです。

コロナ禍で、どれだけの命が失われたか?原発事故でどれだけの未来が奪われたか?
私達は、血債ならぬ命債を、政府から返済してもらわねばならないと思いました。

【お願い】人民新聞は広告に頼らず新聞を運営しています。ですから、みなさまからのサポートが欠かせません。よりよい紙面づくりのために、100円からご協力お願いします。