健康問題と生命の教育、からのビジネスプラン
はっきり言うとぼくはただのデブです。太っているのが顔に出にくいのがタチが悪く、この8月に健康診断で体重95kg、血液検査等の数値も良くなく、体年齢は54歳だそうです(一応まだぎりぎり30代)。
生まれてから30歳前後くらいまではやせ型で71~74kgが一番瞬発力も機動力もありベスト体重だったように思いますが、加齢に加え、台湾の食事→脂っぽい、結婚→幸せ太り、怪我が重なる→運動しなくなる、仕事とMBAと家庭→時間ない、と言い訳が重なりました。
幸か不幸かパッと見はそんな太っているとはわかりづらいらしく、飲み会の席でのネタで「このまま100超えします!」とか言ってたけど健康問題が深刻化してきたので1ヵ月ほど前から週5~7で運動するようにしました。
運動再開して2週間後、筋肉がパンプアップして96kgに....瞬間的に数値の上では逆効果に見えましたがキレが少し戻ったのを実感、本日で1か月継続93.5kg。このまま瞬発力のある健康なデブを目指そうと思います。
生命の教育~夏休みカブトムシの飼育
この4月に嫁がカブトムシ飼おうと言い出しました。嫁は年寄り猫を飼っていますが、あまりにも凶暴なので娘が生まれたことをきっかけに危ないから嫁の実家に返させた経緯があります。(猫は好きだが嫁の猫はダメ)
嫁は虫が嫌いなはずだったのでなんで急にこんなことを言い出したかさっぱり理解できませんでしたが、「2才半になる娘に生命の教育をしたい」とのことで、日本人は夏休みにカブトムシ飼うイメージがあるとのことでした。ぼくもウン十年前確かに飼ってたことありです。
5月初めに成虫に孵化したばかりのカブトムシのカップルが到着。カブちゃんとブドーちゃんと名付け観察日記までつける。カブトムシは通常孵化してから2ヵ月くらいで亡くなってしまうそうですが、大切に育て結果、先日4ヵ月で天寿を全うしました。
娘はまだ死の概念を理解できておらず、「カブちゃんゼリーあげる Daddy Open please」と言い、「カブちゃん、ブドーちゃんもう死んじゃったからもう動かないんだよ。もう帰ってこない」と伝えても、「うん、わかった」とか言いながらエサのゼリーを開封してってせがんでくる。最近ぼくが毎日走りに行っている川沿いに供養しにいくことになりました。子供が死の概念を理解できるのは5,6才以降が普通なようです。
そして、18個卵を産んだのでまた新しい生命の始まりです。嫁は嫁で「私、こんなふうに虫を触ることがあると思ってもいなかった」と、カブトムシの幼虫をつまみながら、他の引き取り手に幼虫数匹を郵送パッキングしてて、これを通して嫁自身も成長した感じです。
うちの嫁
台湾では夫婦共働きが普通です。子供産んで数ヵ月くらいで仕事復帰とかよくあります。うちの会社のある部門長も子育てよりも仕事の方がラクなので、早く仕事に戻りたかったと言っており、実際彼女も2ヵ月で職場復帰しています。
台湾人であるぼくの嫁はイギリスの大学を卒業し、台湾に帰って新卒の仕事は「ヨーロッパのハネムーンに特化した旅行会社」でした。社長秘書として入社したものの最初の数か月は台湾の最低賃金、その3年後には倍くらいにはなったそうですが、そのくらいの時期に出会いました。
当時ぼくは台湾に来て半年程度、語学学校に通っており無職で、嫁は「私稼ぐから大丈夫だよ~」と言っていましたが、いつしか考えが変わったようで商社への転職を経て現在は職場復帰はせずに子育てに専念してくれています。あと、株式のトレーダーを1年半ほど前から始め、台湾はコロナが逆に追い風になったことも重なり当初は少し小遣い稼ぎ程度にはなりましたが、最近は株のよい波もひと段落し利益が出しづらくなってきたようです。
ビジネススクールの論文テーマで
ぼくの通うビジネススクールは卒業論文が必須で、せっかくだから実際に実行できるもので起業を想定したビジネスプランを練っています。とりあえずこれでいこうかなという分野はあるのですが。
起業するといってもボクは会社員のステータスを維持したまま、副業もしくは、ぼくは出資と仕組みを作るのみで嫁を経営者に育てることがベストだと思っています。というのも世間は人生100年時代とかいっていて、現在はシングルインカムでも安定してはいるものの、現実的に健康不安があるぼくが急にポックリ逝くことは普通にありそうな話で、嫁が稼ぐことが出来る仕組み作りをすることがリスク分散となると思っているからです。
となると、台湾の社会問題を解決すること。ターゲットの客層は台湾人中間層。一応かじっている業界で、嫁の語学力の高さも活かせること。そこに日台のクロスボーダー取引とフィンテックを絡める案。
半分以上ネタバレしているんですが、こんな方向で進めるうえで数人にインタビューをしたところ、考えている業界から派生して次のような話しが出てきました。
日本の墓問題と先をいく台湾
日本では土地の不足、少子高齢化や経済の低迷も重なり独り身で生涯を終える人が増え、墓問題が深刻化しています。墓に持つには初期費用も維持費もかかります。
そんなことから、今までの伝統とされてきた価値観を変えるべく、海洋散骨を始めた民間業者が増えてきました。海洋散骨であれば母なる海、自然へ回帰出来ること、海はひとつで繋がっているので世界中どこにいても海を見れば故人を思い出すことができること、墓地の問題もなく、費用を抑えることができることが挙げられます。
一方で九州と同じくらいの大きさの島で殆どが山岳地帯、平地が極端に少ない中2300万人住んでる台湾は既に日本よりも深刻な土地不足で、政府主導で自然葬を進め、海洋散骨サービスは無料で行っています。
新北市の場合
台北市の場合
更には民間企業としても行っている
日本語記事もあった 台湾の政府系雑誌で「自然葬」を大きく紹介
「土地が狭く、人口密度が高い台湾では、伝統的な土葬は土地不足を招き、景観を破壊し、環境衛生などの問題を引き起こす」記事はこのように書き始める。【中略】政府は1970年代から、土葬中心の伝統的墓地に替わる火葬と共同墓地での納骨を推進し、90年代に火葬が一般に受け入れられるようになった、という。【中略】火葬・納骨がふえると、今度は火葬・納骨でも土地不足などの根本的な解決策にはならない時代が来る。そして内政部は、墳墓の設置管理の規範にすぎなかった「墳墓設置管理條例」(83年制定)は実情に対応していないとして、2000年から新法の制定作業に着手した。02年7月に現行の「殯葬管理條例」を施行すると旧法は廃止した。新たに、樹木葬や海や森、公園などへの散骨などが規定され、さまざまな「自然葬」の取り組みが始まった。
そんなこんなで、インタビューした日本の散骨を家族経営でやっている幼馴染と台湾の大手葬儀会社を家族経営しているGMBAのクラスメイトを繋げるプロジェクトに発展してしまいました。ちょうどクラスメイトのほうも日本進出のパートナーを探していたようで。どうなるかな~
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