【無料公開】就職学歴フィルタの存在を証明しよう
こんにちは。「リサリサ」と申します。人事担当者として働いています。最近多くの学生さんと話をすることがありますので「人事の裏側」を話そうと思います。
※文章の後半で触れますが、大学の入学経路(推薦なのか、一般なのか?)も評価されていることがわかりました…
今回の「note」では、人事側として就活サイトにログインした時に使うことのできる機能についてご紹介してきます。
就活生の中で都市伝説的に言われる
・学歴フィルタがあるんじゃないか?
・学部で分けられているのではないか?
・住んでいるエリアに関係しているのではないのか?
このような憶測を晴らすために、「人事側がログインした画面」を公開していきます。
学生側のログイン画面とは、様々な機能が異なりますので是非お役立ていただけますと幸いです。
就活生と企業人事が使っている画面はもちろん異なる
当たり前のことですが、就活生が見ているWebサイトの情報と、企業の人事が見ているWebサイトの画面は異なります。
Webサイトの登録内容が、人事側にどう見られているのか?をきちんと把握することで、より効果的な「表現」が可能になります。
肝心なのは「相手にどうみられるか?」が重要です。
多くの就活生が使っている「オファー系」の場合
おそらく「オファー型」のサイトではもっとも有名なWebサイトの人事側の管理画面には開いた瞬間これです…
画像の通りですでに絶望を味わったことでしょう
学生はフィルタリングされています(涙)
中身を見てみましょう…
【フィルタリング種類】
1.ログイン時間
2.性別によるフィルタリング
3.学校グループ(学歴)
5.志望する企業のサイズ
1.ログイン時間
ログイン時間は、登録している学生が就活をしているのか?という部分をみます。 表現は悪いですが「鮮度」です。
2.性別によるフィルタリング
男性・女性、その他の区分で判断。男女雇用機会均等法は守ってほしいものですね。
3.学校グループ(学歴)
おそらくここが一番反響が大きいかもしれませんが、Webサイトの標準装備として、学歴によるフィルタリングは可能です…
ちなみに、地方の有名私立(九州・愛知・東北)や「成成明学獨國武」は”ニッコマ”扱い。 その他はいわゆる”Fラン”も含まれるが海外の大学も「その他」扱いなので、オファー型サイトを使う海外組はちょっと損ですね
4.専攻
これはかなり詳細に分類されているので、同じ大学でも来る人来ない人が出てくるのはこの部分でしょう。
5.学校エリア
実は意外とここを細かく見ている企業は多い。とくに「社宅制度」がある企業。超大手で膨大な資金力にものを言わせるならば問題ないが、中小企業は用意する社宅の数等の物理的な問題は発生するからだ…(地方学生は厳しい!?)
もっと詳細に分類できる
大学名でも検索が可能。サークルなのか、部活なのかでも分類可能。はたしてここまでやる必要があるのか?というくらい細かく分類することが可能です。
もっと深い闇を探ると…
これは本当に何に使うのかわからないが「出身地」で分類もできる。(かなりヤバイ)
受験スタイル
さらに、大学の「進学方法」まで設定できるところがある。人事目線でいうと、国立大学の推薦については「勉強している」印象があるが、私立大学だと有名な私立大学も商業高校や工業高校からの推薦を入学させている大学も存在するため「一般受験」できちんと受験勉強をしている学生を高く評価することもここからわかることでしょう…
また、公務員試験組は「内定式」直前の9月に内定を辞退するリスクも高いので、人事からすると「要警戒」人物となることも多い
まとめ
就活生には見えないWebサイトの設定を公開しました。もちろんすべての企業が上記の選択肢を全部使いながら採用するか?というとそんなことはない。ただし、就活生の皆さんが知っておかねばならないのは、企業側がフィルタリングすることは「可能」であるということではないだろうか?
もっと見てみたい「人事の裏側」