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大企業には大企業であり続ける理由がある。先人から改めて学ぶ会社づくりの要諦

40年以上にわたり、スズキを牽引してきた鈴木修会長が次回6月の株主総会を経て会長と取締役会議長から退かれるとのこと。

個人として昨年秋に、スズキのスペーシアギアを購入し、コロナ禍で移動が制限される中でも都内で自然にふれる機会がつくれたり、今までは行くことがなかった場所に行くことが出来るようになり、改めてクルマの魅力に気づかされた昨今。

恥ずかしながら、そのスズキを牽引してきた会長のことをあまり知らなかったこともあり、いくつかの記事をこの機会に読んでみたが、なんとバイタリティに溢れた方だろうと思った。スズキのクルマがインドで浸透していることは何となく理解していたが、そのシェアは50%を誇るとのこと。

冒頭の記事内にも書かれているが、インドにおいての成功を問われた際の会長の回答は圧巻だ。

インドで修氏に聞いたことがある。なぜ、スズキは巨大市場で成功したのか。修氏は少し考え、答えた。「それは、僕が自ら、自分の足で歩き回ったからだ」。
修氏は24日の会長退任の記者会見で、後継者である長男、鈴木俊宏氏にこんなアドバイスを贈った。「歩け、歩け、地球上に市場は無限にある」。これは、修氏の偽らざる本音だろう。

記事内のエピソードも大企業のトップがここまでやるのかと、感嘆させられるものだった。とにかく現地現物、自分がやるべきこと、出来ることを徹底的にやりぬく。これに尽きる。

翻って、自身を振り返ってみると、日々流れてくる様々な誘惑に負けることが多く、これでは自身が掲げている目標を達成するには、まだまだ遠い。おそらく読んでくださっている方の中にも、そのように感じる人もいるのではないでしょうか。

どれだけ会社の規模が大きくなっても、基本に忠実にやりぬくこと、重ね続けること。そして変化を楽しんで、挑戦し続けること。90歳まで経営をリードし続けてきた先人から、シンプルだけど難しい命題を突き付けられた日曜日。もちろん今日もスズキのスペーシアギアにのって、近場をドライブしたのは言うまでもない。

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