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【高卒社員図鑑Vol.8】我武者羅に頑張ることが成功の秘訣。

株式会社ジンジブのHRコンサルティング部で「ジョブドラフト」の提案、企業様の採用成功をサポートする入社5年目の渡邊さん。

入社から1年4カ月で主任、4年目には課長代理として活躍する渡邉さんですが、5年間を通してどのような心境の変化があったのでしょうか。入社までの経緯や、現在のお仕事のやりがい、成長したことなどを伺います!

ージンジブでの仕事内容について教えてください。

ジョブドラフトというサービスの販売を行い、それを使って企業の採用成功まで導く仕事をしています。ジョブドラフトとは、高校生の就職活動を支援するナビサイトで、就職をしたい高校生と高校生を採用したい企業を繋ぐサービスです。

高校を卒業してこの会社に入社してから、営業としてジョブドラフトをずっと販売させていただいてますが、私を見て「高校生の新卒採用を始めてみたい」と思ってくださる企業様も多く、高卒で就職したことで、自分自身が武器になることもたくさんあるなと感じます。

ー高校卒で良かったと思うエピソードはありますか?

初めての受注はテレアポがきっかけで訪問した企業様でした。正直、入社して初めて訪問した営業だったため、途中で説明を上司に代わられるほどひどかったのですが、最終的に介護の会社の施設長に「渡邊くんから電話を貰って、いつもは会わないけど、君が高卒ですごく頑張ってると思ったから会って、尚且つ今話を聞いてみて、あなたが担当してくれるんだったらやってみたいと思う」と、ご契約いただくことができました。

説明が云々とかではなく、自分のことを評価してしていただいて、かつ今後に期待をしていただいて、受注につながったのかなと思います。
有難いことにその後も成果に繋がり、担当5年目になった今でも、採用活動のサポートをさせていただいています。

ー高校で就職を決めた理由は?

大学はやりたいことがある人が行くものだと思っていて、正直、高校生の頃はやりたいことも特に決めていませんでした。それであれば、少しでも早く社会に出て、両親に親孝行が出来た方が良いと思い就職しました。当時は、特に先生にも親にも相談はせず、基本的には自分自身の意志で就職を決めました。

ジンジブという会社が、高卒の求人の中では少し珍しい職種だったので、気になって職場見学に行ってみたのが最初のきっかけでした。営業職は、ノルマがきついのかなという印象を持っていましたが、私の場合は人と話すことが好きだったので、好きなことを活かせると思いました。

職場見学の際に印象に残っていることがあって、オフィスから大きな笑い声が聞こえてきたことで、私の中の「社会人」のイメージが壊され本当に衝撃的でした。「社会人」や「営業職」と聞くと、黙々と厳しい環境の中で仕事をするイメージだったのですが、皆さん和気藹々とお仕事をされていて、客観的にいい会社だなと感じ、入社を決めました。
他の企業を見る必要もないくらいこの会社に惹かれたので、1社しか職場見学には行きませんでした。

ー就職活動ではどんな活動をしましたか?

就職活動時は、学校に届いていた求人票をひたすら見ていました。私の学校の場合は、大体1000~2000枚ほど届く求人票が500枚ずつ5つのファイルにファイリングされて置いてありました。
私が見ていたポイントは、お給料、年間休日に加えて、変わった職種を探していたこともあり、職種の書き方を重視して見ていました。

学校に届いている求人票は、製造業や建設業、介護職の求人が多くありました。せっかく人より少しでも早く社会に出るのであれば、ちょっと変わった仕事にチャレンジをして、何年か経ってもしその仕事が自分に合わなくても、建設業や製造業、介護業で就職ができると思ったため、最初は少し珍しい営業職を選びました。大学生では営業職の求人募集は当たり前かもしれませんが、高校生の求人で営業職で出される企業は少なかったです。
選考に向けて面接対策も行いました。当時は語彙力もなかったので、面接用に言葉を選んで練習していました。

ー入社当時のモチベーションは?

私たちの代が、ジンジブという会社の高校卒の1期生として入社したので、「同じ時期に入った大卒を負かせてやろう」というのをモチベーションで頑張っていました。
入社後のカルチャーショックでいうと、会社はもっと厳しいと思っていたのですが、和気藹々とお仕事をされていたり、積極的に話しかけて下さったり、もちろん厳しいところもありますが、楽しいことも多くて、私の場合は良い意味でのギャップがありました。

ー社会人になって1番最初に苦戦したことはなんですか?

やっぱり最初は売り上げをつくることに苦戦をしていて、ジョブドラフトのサービスは採用の中でも難しい、今までになかった高校新卒採用のサービスを販売していく営業なので、最初は苦戦していたなと思います。

最初の頃はテレアポに苦戦をしました。毎日100件以上お電話をする中で、アポイントを取れる日もあれば取れない日もあり、同期同士で声を掛け互いに火を付け合いながら切磋琢磨して頑張りました。

ーしくじったなと思う経験はありますか?

社会人的にやってしまったと思うことは、私は忘れ物が多くて、電車に乗る前に社用携帯を忘れてしまうなどは結構あったので、やっちゃったなと感じています。社会人での生活には、大体3~4か月くらいで慣れました。

ー主任になるまでの道のりを教えてください。

入社1年4か月ごろに、19歳で主任に昇進することができました。
主任に昇進することができた要因としては、「上司の方の話を聞くこと」が1番だと思います。また、最初の頃は売り上げを立てるのも大変でしたが、上司に同行してもらうなど、売り上げをつくる1番の近道の方法を考えていました。

主任になってからは、自分の数字に対する責任を持たなければならないという気持ちが強くなり、数字に対する意識が一段階上がりました。
周りからの反応も主任として扱ってもらえるようになったので、自分自身のひとつの言動でご指導いただくことも褒めていただくことも増えました。

ー課長代理になるまでの道のりを教えてください。

入社4年目に課長代理に昇進させていただきました。毎月、必ず自身の目標を毎月達成していたことに加えて、自分のチームを持って、チームで達成したことが大きく影響したのかなと思います。
主任の時は、自分の数字を毎月達成することが大きな目標でしたが、今は部下がいるので部下の数字がつくようにマネジメントをしていかないといけないというのは、大きな変化になりました。

ーちょうど今年、同年代の大学新卒の方が入社して来られていて、差はついていると思いますか?

今の現状では、大分差はついているのかなと感じるので、私が高卒でやってきたことの意味の答え合わせになったかなと思います。

ーマネジメントをする上で気を付けていることは?

いかに楽しく、成果を残せるかということを意識しています。
もちろん厳しく接することもありますが、厳しく言った後は必ずオンとオフを切り替えて、楽しい時は楽しく接することを意識しています。

ーこれまでで一番やりがいを感じた瞬間は?

私が担当している企業様が、初めて高校生を採用でき「今まで若い人が全然採用できなかったのに、渡邊くんのおかげで入ってきたよ、ありがとう。」とお声をいただいたときは、やりがいを感じました。

5年も続けていると、最近では以前入社された方が会社で活躍されているというお話をよく耳にするようになりました。企業の人事担当の方と携わることが多いのですが、採用をした後にその方が活躍している姿を見た時は、本当にこの仕事をやっていてよかったなと思います。

ー仕事を通して落ち込むことはありますか?

最近では、部下の数字が立たないことが、1番落ち込みますね。
ずっとどうすればいいかなと考えています。よく外部のトップ営業マンの方のセミナーを積極的に受けていて、自分が部下に伝えていたことをお話されていたりするので、教えていることは間違っていなかったんだなと答え合わせをしています。あとは、行動の部分を照らし合わせながら、日々模索して取り組んでいます。

ー高卒で社会に出ることの不安は?

入社する前は、果たしてこの会社は自分に合っているのかどうか、社会人になって上手くやっていけるかどうかということは、正直不安はあったなと感じます。
正直、小学生のころから学生時代は勉強を頑張ったことがなくて、「こんなにバカなのに社会で活躍できるのか?」とか、色々考えていました。

ー大卒の同期に対する劣等感はありましたか?

そこに対しての不安はありませんでした。何でかというと、自分が高校生の中でも下にいることは分かっていて、あとはもう這い上がっていくしかないと思っていたからです。逆に、「自分が勝ったら面白いな」という風に思っていました。

ー入社前と入社後の心境の変化は?

入社前は高卒大卒関わらず、同期とはそこまで仲良くならないと思っていましたが、毎日一緒に仕事をして波を乗り越えて行く中で、今では本当に大事な存在だと感じています。入社1年目の頃は、何度も仕事を辞めようか迷ったこともありましたが、今でも続けられているのは同期の存在があったからだと感じています。入社前は全く感じていなかった同期の必要性を入社してから強く感じました。

ー入社前の自分に声をかけるなら?

「何も考えずに、今できることを我武者羅に頑張ることが、成果を出す近道になる」ということを伝えたいなと思います。

ー仕事のモチベーションはありますか?

私生活を充実させることです。休日には友人と会うことが多いので、お休みの日は大きな予定を入れておくことを心掛けています。楽しみがあるとそのために頑張ろうとモチベーションが上がります。
楽しみでいうと、やはり営業職なので、成果の分だけお給料に還元されたりするので、そこはモチベーションに繋がっています。

ー今後はどのように成長していきたいですか?

自分の数字をつくることはそこまで苦労しなくなったので、今は人に伝えたり、育成すること、一人前になれるようにサポートすることが直近の私の目標です。それが出来るようになったら将来的には、どんどん自立して売り上げを立てたり、活躍できる人財を育成できるようになりたいと思っています。

ーこれから高卒採用を始められる企業へメッセージ

中途採用や大卒採用しかご経験のない企業様も数多くいらっしゃると思います。高卒でも活躍できる人財は、実はたくさんいるので、もし採用活動で若手の採用に苦戦している方がいらっしゃるのであれば、チャレンジをしていただきたいなと思います。会社に新しい風を吹かせることにも繋がりますので、ぜひ高卒採用をしていただけたらなと思います!

ーこれから就職活動をする高校生へ

今から就職を考えている方は、たくさん不安に感じていることがあると思います。まずは、自分には何があっているのか、どんなタイプなのかというのを自己分析しながら、まずはチャレンジしてみましょう。また、就職を決める際の職場見学を通して、社内の雰囲気をしっかり見ておくことで、社風や人間関係が自分に合っているのかどうかを重視して選択してほしいなと思います。

ー社会人1年目で頑張っている方へ

いきなり社会人になって、分からないことや上手くいかないことがもちろんたくさんあると思います。私も社会人になりたての時は何度も悩みました。その頃によく言われていた「まずは3年間は働いてみる」ということを大事にしていました。3年経って違うと思ったら他のことを探せばいいですが、3年以内に辞めてしまうのは少しもったいないように感じます。何かしらの発見や成長があるかと思いますので、皆さんまずは3年間を目標に頑張ってみてください!

ー ありがとうございました。


▼YouTubeチャンネル「ミライのリーダーズ」でも高卒社員の活躍や成長に関してお伝えしています。


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