文系/理系の境界線とは?
数学2科目を入試の必須科目に指定した東京外国語大学の志願者数が26%減り、対前年比74%になったとのこと。
数学を必須化したのはポジティブだと思っています。
記事によると、数学を必須化した背景は以下の通り。
データ分析は文系出身者も出来ないといけない
データ分析の領域に関しては、何も理系出身の人たちだけが取り扱うということではなく、私も含め文系出身の人たちにも関わって来る領域であり、習得を無視できないものになり始めていますよね。
検証したい事実を特定し、それを実証するためのデータを抽出し、加工し、分析し、結論を導き出すこの一連のプロセスは、論理的な思考が備わっていないとなかなかスムーズに実施出来ないと思っています。そして、この論理的思考力を養う1つの手法として、数学があると理解しています。
数学を教え始める際に、このように、
・これから論理的思考力の強化を目指して数学を教える!
・論理的思考力が無いと、将来~~~時に困る!
・数学は答えではなく、答えを導き出すプロセスが大切だ!
・・・と先に教えてくれる先生に出会いたかったです。
私が教師なら、まずはじめに絶対👆を生徒たちに教えてあげます。一方で、教師たちは民間企業で働いた経験が無いので、👆を教えてあげられないのも無理ないですよね。
もはや文系/理系の線引きがしづらくなってきましたね
今までは文系だー理系だーと線引きをし、高校時代にクラスを分けて授業を実施するなどしていましたが、うーんどうなのでしょう。そろそろそんなこともやっていられなくなって来たのではないでしょうか。
少なくとも、数学が必須化されたことが影響して東京外国語大学に応募しなかった学生たちは、おそらく今後のデータ社会において大した活躍が出来ない人たちである可能性が高いのではないでしょうか。
東京外国語大学の取り組みはあるべき方向に向かっていると思いますし、個人的には応援したいと感じました。
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