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ASD男、好きなものとの距離感を考える

お疲れ様です。
お待たせしました。
次男坊です。

ASDの方の特徴として挙げられるのが「特定のものにだけ興味を持つ」傾向です。
かくいう私も周りとの会話にあまり乗り気でなかったり、逆に好きなものに対しては話しすぎて周りから嫌がられたりしていました。
今回は自分の経験を交えつつ、好きなものとの距離感について考えてみたことを記事にさせて頂きます。

好きなものだけ語りたい症候群だった子供の頃の思い出

好きという感情というのは実にむずかしいものだ。

私も好きなものは幾らでも語りたくなる男でした。
それで人から「しつこい」と言われたり、周囲との価値観の違いがちょくちょく生まれてたりしていました。

ある日
私の周りでは社会に出るまでこないだまで人気だった漫画や芸能人がひょんなことから途端にバカにされていました。
そうかと思えば人気が復活したら話題となっている、こんな事象が度々目撃されました。
正直私はこの周囲の手のひら返しに内心ついていけませんでした。

芸能人しかり漫画しかり世に出るためにはそれなりのスタッフさんの労苦があるはずなのに。
一人の飛び上がったような発言をみんな面白がっている、と言えばそれまでですが、同時に「何もそこまで言わなくても」とも思いました。
漫画のドラえもんでのび太がこういう言葉を残しています。

「みんな不人情だ」「本当のファンなら落ち目の時こそ応援しなきゃ」

ドラえもん16巻『宇宙ターザン』より

周囲もそこまで漫画やアニメに対して熱量は持っていないし、相手の気持ちも考えなければ一人前の大人にはなれない。
こんなことで喧嘩しても仕方がないですが、好きなものを馬鹿にされたままでいいのかと思うと釈然としない。
私は時折こういう気持ちになっていました。

好きなものを馬鹿にされたときにどうするか

そう考えた時に現代はSNSが普及してよかったな、とも思います。
一回くらい嫌な気持ち伝えるのはいいけれど、何回も言われて都度都度反応してても仕方ないし、友情に亀裂が入る可能性があります。
嫌なことがあった時に気軽に伝えて共感してもらえる人を募る「場」が出来た、とも捉えられます。

好きな気持ちは悪ではないです。
大切にしていきましょう。

好きなものを他者に不快感無く話すために心がけること

という訳で今回は好きという感情についてお話ししましたが、自分が好きなものの話をするときに心がけていることをお話しします。
まず一つは話すことを事前に準備しておく、ということです。
好きなポイントやエピソードをあらかじめ探し、メモ帳などに書いておくと何を話せばいいか分かるので落ち着いて伝えられます。

あと好きなものについて相手と共感しやすい部分を見つけておくとよいかもしれません。
話しているときにも相手の様子をうかがうことも心がけて下さい。
話しているときに食いつくポイントがよく見ると分かりますので、そこを重点的に掘り下げると相手を満足させられます。

後これも基本的なことですが話に時間をかけすぎないことも忘れてはいけません。
好きなものだとついつい喋りすぎちゃうところが有るので、自分の会話には持ち時間があることを意識してください。
落語やすべらない話も5~15分くらいでまとめられていることが多いです。
準備の際には家で話して練習しておくといいでしょう。

おわりに

今回は好きなものに対する思い出と、自分が人に話すときに気を付けていることについて記事にさせていただきました。

かつてお笑い芸人の有吉弘行さんがラジオ番組で「アメトーーク!」のカープ芸人に出演した際の出来事を話していました。
リスナーさんにカープの応援方法やいいところを言わない点を疑問視されていました。
その際に有吉さんは「ファンにも思い出語るのが好きなタイプやデータを緻密に調べるタイプなど色々いる。」と語っていました。

実際長年のファンが新しくファンになった人を「にわか」だとバカにするケースも出てきています。
共通の趣味を持つ者同士、仲良くしていかなければいけないと思っています。

それでは今回はここら辺で失礼させていただきます。
本日はお付き合い頂き誠にありがとうございました。
ハロー!そして…グッドバイ

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