人のために灯りを灯せば、自分の前が明るくなる
jinanです。
自身を取り巻く状況がよくないと、人に優しくすることは難しいですよね。心に余裕がないからちょっとしたことでイライラしたり、人との関わりを面倒に感じることはごく自然なことだと思います。
現にjinanも、年末に転職活動が全滅してから抜け殻のような日々を過ごしていました。年末も親しい友人から話を聞いてほしいとの連絡を受けたのですが、とにかく自身の状況が芳しくないことから「誰かの手助けなんてしてる場合か!?!?」となってしまい、誘いを断っていたほどでした。
ただ、とにかく罪悪感が凄まじかったのです。「話聞いてあげたいけど自分の状況が状況だし、まずは自分のことをなんとかしてからにしよう…」と考えていたのですが、いつになれば状況が好転するかも分かりませんから。
そんな気持ちを抱えていた年の瀬に、SNSで以下の言葉に出会いました。
「人のために灯りを灯せば、自分の前が明るくなる」
これは仏法の教えの一部を意訳した言葉だそうです。偶然出会った言葉ですが、ビビッとくるものがありました。誰かのために行動すれば、自分の道も開けるのかと思ったのです。
日本には「情けは人の為ならず」という言葉がありますよね。誤用されがちですが、親切は巡って自分に返ってくるとの意味です。
古今東西を問わず、大切にされてきた考え方なのだと合点がいきました。と同時に、行き詰まっている今だからこそ「誰かのために」を考えてみようとなりました。
後日、連絡をくれた友人に会って話を聞いてみたところ、パートナーとの関わり方について相談したいとのことでした。相談が一段落したところで自身の悩みも話てみたところ、実はその友人もうつ病で休職した経験があり、キャリアに散々迷った結果で転職を選んだことが判明したのです。
あっけらかんとしているタイプの友人だったため、こんな人でもうつ病になるんだと大変驚きました。そして「ああ自分のことも話してみるもんだなあ」と思ったのです。
自分自身では考え付かないキャリアを知ることができたり、自身の選択の後押しをしてくれたり。とにかく今日この友人に会ってよかったと心の底から思いました。それも振り返れば「誰かのために行動する」がきっかけとなっており、自分のためとなって返ってきたのだと実感したのです。
もしあなたが前に進めていない実感があるのなら、誰かのために行動してみることで開ける道があるかも知れません。
jinan
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