オウンドメディアで社員インタビュー2.001

オウンドメディアで社員インタビューする際に気をつけたいこと〜インタビュー当日編〜

前回は、インタビュー記事を作成する際に、気をつけたいポイントについて解説しました。(気になる方は、コチラからどうぞ)

今回は、その続きとしてインタビュー当日の流れと気を付けるべきポイントを解説して行こうと思います。

*前回の記事で解説した事前準備を完了させている前提で解説を進めます。

インタビュー当日の流れとしては、下記の通りで、

1)場所の用意

2)機材の準備

3)インタビュー中

4)写真撮影

となります。

インタビュー前日までに、記事の下書きをインタビュイー(インタビューされる人のこと)に渡し、記事全体のイメージを持ってもらえていれば、インタビュー当日は写真撮影中心に進行することになります。

内容が固まらず前日までに記事の下書きがインタビュイーに渡すことができない場合は、事前のアンケート回答を元により深堀りするような質問内容を考えておく必要があるので、別の記事の解説を参考にしてみてください。

1)場所の用意

インタビュー当日に一番気を付けることは、「インタビュイーにできるだけリラックスしてもらい、楽しく話し、素敵な笑顔をしてもらうこと」です。

なので、インタビューが始まるまでの準備はしっかりと行い、インタビュイーを待たせることの無いようにしなければなりません。

主な事前準備としては、

・場所の確保

・小道具の用意

・エキストラなど、協力者の確保  が挙げられます。

場所については、エントランス、カフェ/喫茶スペース、会議室をメインで使うことになるでしょう。

*カメラマンの技術次第ですが、屋外での撮影は室内に比べると難しいので、慣れるまでは室内メインで撮影を行うのがオススメです。

エントランスを背景に撮る写真はアイキャッチ やトップ画面などに使われることが多いので、事前にエントランスの清掃は済ませておくと撮影がスムーズに進みます。

カフェ/喫茶スペースでは、談笑しているシーンや、一人黙々と作業をしているシーンを撮影することができます。エントランスでのバストアップ写真や会議室での真面目な写真だけをインタビュー記事に使うと、記事全体のイメージが固くなってしまうので、談笑しているシーンなどは非常に重要ということを理解しておきましょう。

会議室では、無駄なものが映り込まないように、余計なポスターやパンフレットは片付けておくと良いでしょう。

また、ホワイトボードが汚れていると目立ちますので、アルコールクリーナーなどで磨くなどして出来るだけ白い状態にするよう心がけてください。

*古いホワイトボードでは、頑張っても汚れが落ちない場合があると思います、そのような時は、ホワイトボードが写り込まないように角度を調整すると良いでしょう。

社内で撮影を行う場合には、事前に執務室内のメンバーに撮影がある旨を周知しておき、機密情報などが映り込まないようにする配慮も忘れてはいけません。

せっかく良い表情が撮れたとしても、機密情報が写り込んでいると記事には使用できませんから。

2)機材の準備

場所のセッティングが完了したら、次に行うのは機材の確認です。

昨今のメディア読者は、記事の文字情報よりも画像を重要視する傾向が強くなってきているので、出来るだけ多くの画像を記事に盛り込む必要があります。

そのため、使用するカメラには出来るだけ投資し、デジタル一眼レフの中級モデル以上のミドルスペックカメラを使用するのがオススメです。

使用するレンズは、標準レンズと望遠レンズ、そして単焦点レンズの3種類。これらのレンズがあれば殆どのシチュエーションに対応することができるので、手元に置いておきたいところです。

特に、単焦点レンズは簡単に背景をいい感じにボヤけさせてくれるのでとても重宝します。(個人的には、標準や望遠よりもよく使っていました)

カメラの話をすると、「最近のスマホカメラは性能が良いからスマホでよく無いか?」という質問を頂くことがありますが、結論からいうと、「悪いことは言わないから、デジタル一眼買っておけ」が回答です。

確かに、スマホカメラの性能は向上しており、写真のクオリティもデジタル一眼と遜色ないレベルにまできているように思えます。(あくまでも、素人が使った場合)

しかし、デジタル一眼とスマホカメラには大きな違いがあります。

それは、「レンズが交換できる」という点です。

デジタル一眼は使用するレンズによって、被写体が同じであっても異なる雰囲気の写真を撮ることができます。

レンズ変更による画角や構図の違い。明るさの違い、色の表現力の違い、などなど、設定を変えるだけで、見違えるほどの変化を写真にもたらすことができるようになるんです。

一方、スマホカメラの場合、レンズが一つしかないので画角などの変更が難しく、写真毎に雰囲気を変えることができないため、写真一つ一つに変化をつけることができなくなります。

記事には多くの写真を載せるので、同じような写真をたくさん載せていると記事全体が安っぽいイメージになってしまいます。

なので、デジタル一眼の使用を推奨している。というわけなんです。

あと、めちゃくちゃ基本的なことなんですが、手持ちのバッテリーは全てフル充電にして、メモリーカードも300〜500枚分のスペースは確保しておいてください。

3)インタビュー中

インタビュー中は、インタビュワーとカメラマンは兼任せず、それぞれ別のメンバーが対応するようにします。

「インタビュワー兼カメラマンの方がお金かからなくて済む」という意見もありそうですが、インタビュワーがカメラマンを兼任してしまうと、インタビュイーの表情が固くなってしまうため、オススメしていません。

カメラマンとインタビュワーが分かれていれば、「私と話しをしてくれれば良いです。カメラマンは勝手にパシャパシャと写真撮るだけなんで。気にしないでくださいね」と和ませつつ、インタビュイーの視線を一点に留めておくことができます。

しかし、カメラマンと兼任してしまうと、「そこの椅子にインタビュワーがいるという設定で、空気に向かって話しかけてください。」とお願いしなくてはなりません。

これは、インタビュイーにとっては非常にツラい状況。

一体、どこを見れば良いのか、どんな表情を作って良いのか分からず、ストレスがたまり表情が強張ってしまいます。

出来るだけインタビュイー目線に立って準備と進行を計画するのがとても重要になってきます。

*インタビューテクニックについては別の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

4)写真撮影

写真撮影はとにかく量を稼いで、その後出来の良い物だけを採用する。という方法が良いでしょう。

プロのカメラマンを連れてこれるのであれば、そこまで枚数を撮る必要は無いですが、趣味程度にカメラをいじっている人でさえ渾身の一枚というのは狙って撮れるものではありません。

とにかく量。量を稼いで、その中のベストな数枚を選ぶ。もうこれしか方法はありません。(重要なので同じことを2回も書いてしまった。。。)

角度を変え、構図を変え、入ってくる光を調整し、レンズを変え、調整できるものはなんでも調整してみる。そうしていくことで、良い写真にヒットする確率を高めることができます。

もう、撮って撮って撮りまくってください。

まとめ

今回は、インタビュー当日に気をつけるべきポイントを解説しました。

インタビュー当日は記事作成の中でも一番緊張すると思います。

特に人見知りの方や、不慣れな方など、できれば他の人に変わって欲しいと思うのではないでしょうか。

ですが、事前に記事の下書きを済ませ、記事内で使用する写真の構図まで考えておけば、インタビュー当日にやることが少なくなり、とてもリラックスした状態をキープすることができます。

何事も事前準備が大事。ということですね。

次回はインタビュー後から、記事投稿までに気を付けるポイントを解説します。

次回の記事はコチラからチェック!

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