見出し画像

【学レポ vol.2】富士ことのは・こでまり保育園 川村さん

ジンザイが発信する静岡の企業紹介コンテンツ。学生インターンの後藤が、県内の経営者さんに取材をする学生レポーターになります。略して「学レポ」。

今回は「富士ことのは・こでまり保育園」代表の川村さんです。宜しくお願いします!

略歴

1985年4月2日生まれ。東海大学短期大学部教育学部を卒業後、公立保育園で7年間勤務。2017年4月、富士ことのは保育園を開園。翌年6月、富士こでまり保育園を開園。

仕事のこだわり

一人の人間として、乳幼児と向き合うことです。

まだ言葉を上手く操るのが難しい0〜2歳の子供たちですが、決して赤ちゃんだからいいやという接し方はしないことを常に心がけています。

・今この子はどんなことをしたいのかな、と本人の意思をできるだけ汲み取ること
・やる?やらない?というように簡単な選択肢を与えてあげること

年齢に関係なく、まずは人として接することにこだわりを持っています。

学レポ取材の様子

また、お子さんに「朝きたときと同じ状態で帰ってもらう」ことも、スタッフ全体で心がけています。

朝よりも良い状態にして帰すというのは難しいかもしれませんが、まずは一日怪我をせずに帰ってもらう、朝と同じぐらい元気な状態で帰ってもらう。
園に通わせている親御さんが安心して送り出せるように、この考えをとても大事にしています。

どんな人を採用したいか

まずは、ワークライフバランスを大事にしてくれる人に来て欲しいなと思います。

仕事を一生懸命やってくれるのはもちろんありがたいのですが、仕事もそれ以外のことも一杯一杯の先生からは自然と笑顔が消えてしまうんです。

そんな先生を見ていると子供たちも楽しくないし、親御さんからも「あの先生、最近大丈夫?」と聞かれてしまいます。

決して手を抜いていいよ、という訳ではありませんが、無理してずっと全力で走ろうとする人ではなく、ペース配分を考えられる人と一緒にお仕事をしたいなと思います。

もう一つは、人と生活することを心から楽しめる人にも来てもらいたいです。

子供は大人が楽しんでいる姿を見て、「楽しさ」を覚えます。

少し大変なときでさえ、皆で楽しそうに笑って過ごしてる。
そんな環境を一緒に届けてくれる人に出会えたらいいなと思っています。

私の推しアイテム

開園を決めた頃から愛用している、Rollbahn(ロルバーン)の手帳です。
これが本当に使いやすいんです!メモのページが多いのがポイントですね。

最近だと携帯でメモを取る人も多いかもしれませんが、私は断然手書き派です(笑)

川村さんが使用してきた手帳

開園をする前に悩んでいたこと、新しい保育園を立ち上げる計画、ToDoリストなどなど。

この6年間、頭の中で抱えていたいろんな想いがこの数冊に詰まっているんです。

川村さんが描く未来像

「みんなが自分らしくいられる居場所をつくる」
これが私の一番の目標です。

最初は、自分がこんな保育園を開きたい!という思いから園をはじめたのですが
だんだんスタッフが増えてきて、自分だけの環境だと思っていてはいけないんだなと実感しました。
保育園は、スタッフがいて、子供がいて、預けてくれる親御さんがいて初めて成り立ちます。だからこそ、みんなが自分らしくいられる環境をつくってあげたいと思うようになったんです。

最近は、あれもダメ、これもダメという風潮で保育士さん一人一人の個性(らしさ)は失われつつあるし、保育士を目指したいと思う人も減ってきているのが現状です。

もちろん人としてある程度のマナーを守ることは必要ですが、そういった中で大人も子供も自分らしさだけは見失わないでほしいと思っています。

一人一人の個性を大事にする、そんな園をこれからも目指します。


若者へのメッセージ

川村さんと学生インターンの2ショット

何か仕事を始める前には、ぜひ自分の「軸」を見つけてください。

自分は何のため、誰のために仕事をしたいのかな。
これを考えることに沢山時間を使ってほしいなと思います。

たとえそれが何のためであってもいい(理由や動機は自由だ)、と私は思っています。もちろん途中で軸が変化するのもいいんです。変化しないと“進化“はしていきません。

けど、そもそも最初に軸がないと、仕事にやりがいを感じられないし、プライベートも楽しめなくなってしまうんです。

仕事もプライベートもバランスよく続けられるように皆さんには、まず一つは「軸」となるものを見つけてから仕事を選んで欲しいと思います。

また、これから家庭を持つ人も多くいると思いますがどっちかが我慢をして生活し続ける、そんな関係にはなってほしくないなと思っています。

自分は満足に仕事(やりたいこと)ができているけど、相手はどうなのかな。
それに対して、自分はどうしてあげたいのかな。

お互いの軸を理解してあげられる、バランスのいい関係になってもらえたらなと心から願っています。

川村さんと保育園をもっと知りたい

*富士ことのは・こでまり保育園のInstagram
@kotonohakodemarihoikuen

*川村さんの個人Instagram
@goma826

*富士ことのは・こでまり保育園のホームページ


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?