「必要性を理解してもらう」 フィードバックの極意。
フィードバックってやるたびに「奥が深い...」と感じる。
たぶん、管理職 (あんまりこのことば好きじゃないけど、便宜上つかわせてもらいますね) についている多くのひとがそう思っているんじゃないかなぁ。。
とはいえ、管理職についている以上は「フィードバックのスキル」は必須であるのもまた事実なので、少しでもスキルを向上させるために、フィードバックするなかで学んだことを記録し、共有させていただこうと思う。
今回は、「フィードバックするなら、その前に"必要性"を理解してもらわないと無駄におわるよね」ってお話。
「必要性」が伝わらないと、話は響かない
チームメンバーにフィードバックする前に、まず自分自身でぜったいに理解しておかなきゃいけないことがある。
「なぜフィードバックするのか?」
☑︎そもそも今からするフィードバックって本当に必要?
☑︎必要なら、なぜ必要なの?
ここを理解しとかないと、そのフィードバックはかなりの確率で失敗する。
理由は「相手に響かない」から。
なぜ「響かないか」というと、「必要性」が伝わらないから。
すこし例をあげてみる。
ボクは前職で「保険営業」をやっていて、そのときの上司に「そのお客様になぜその保険が必要なのかをまず理解してもらわないと、話を聞いてもらうことはできない」とくちすっぱくいわれていた。
「"必要性"もないのに、時間を割いて話を聞く理由なんてない」
「ひとは"必要性"を感じてはじめて、話を聞く体制になる」
毎日のようにこう教えてもらっていた。
「美肌」のひとは「肌を綺麗にする方法」なんて興味ないだろう (男はとくに)。くわえて、「お金持ち」のひとは「お金の稼ぎ方」なんて話興味ないだろうし、「スリム」なひとは「ライザップ」に興味ないと思う。
そこに「必要性」がないからだ。
一方で、肌荒れに悩むひとは「肌をきれいにしたい」という思いから、「美肌」についての話を聞くだろうし、お金がないひとは「お金の稼ぎ方」、「やせたい」という人は「ライザップ」に興味を持つ。
「必要性」を感じているから。
フィードバックも一緒で、「必要性」が相手に伝わらないと、まず失敗する。
☑︎ 今回は〇〇についてフィードバックするね。
☑︎ フィードバックさせてもらうのは、□□という理由があるから。
☑︎ □□ができるようになると、あなたにとってこれだけのメリットがあるよ。
ここで相手が「うん、わかった」と理解してくれてはじめてフィードバックが始まる。
「必要性」を相手に伝えないといけないにもかかわらず、自分自身が「必要性」を理解していなければ、相手に伝わるわけがない。だからこそ、まずはその「必要性」をじぶんで落とし込んどいた方がいいよねってこと。
まとめ
フィードバックをするときは以下の手順をふむのがオススメ。
1. 必要性を伝える
2. フィードバックを開始する
P.S.
そもそも論なんだけど、フィードバックは「自分のため」ではなくて「相手のため」にするものなので、「とことん相手目線に立つ」ってところを忘れないようにしましょう。
「相手のためにならないフィードバック」なら、やらない方がマシです。
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