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「この卵焼きがおいしくない理由わかる?」アクションする前に根本原因を見極めることが重要な理由とは。

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こんにちわ。

今回は「やみくもに問題を解決しようと思っても、だいたいの場合うまくいかないよね」みたいな話をしたいと思います。



がむしゃらにアクションしても成功しにくい

仕事においてもプライベートにおいても、アクションありきでがむしゃらにやるけどうまくいかない、みたいなことって起こりやすいです。

たとえば学生時代の勉強では、「勉強のやり方とかどうでもいい!とにかくひたすらに勉強するんじゃー!!」と気合いだけで、朝から晩までひらすら量だけやるけどうまいこと成績が上がらなかったりとか、

保険の電話営業の仕事をしていたときは、「お客様から申し込みがいただけねぇ、、、よっしゃ!昼休み、休日出勤などで使える限り最大限の時間をつかって電話しまくったるんじゃー!!」と、鬼滅の刃でいうところの柱稽古なみにこれまた量でなんとかしようとしたのですが、それだけやっても、やっと「ふつう」でした。

たしかに「量」の確保は重要で、この戦術で一定の成果は出るんですが、デメリットがめちゃくちゃ多いんです。

体力的にもすごいしんどいし、量のわりに成果が比例しなかったりするので、メンタル的に「もういいや、、、」ってなっちゃって、継続性や再現性にかけます。

さらに、仕事のような「チーム」でとりくむ規模のおおきな問題については、どうしても量だけだとカバーしきれない部分が出てきちゃいます。

何も考えずにがむしゃらにやるっていうのはうまくいきにくいんですよね。

そこで重要になるのが問題解決のスキルで、もうすこしいうと「根本原因をみつけること」です。



卵焼きがおいしくない理由を見つけるのが大事

起きている問題には、かならず「根本原因」があります。

がむしゃらにがんばってるけどうまく改善できない場合、そのアクションがこの根本原因につながっていないことがほとんどです。

なので「根本原因をさぐる」っていうのはめちゃくちゃ重要なことなんですが、自分でもびっくりするぐらいできてなかったりします。

たとえば、おいしい卵焼きを作りたいけどいっつもまずくなっちゃう、みたいなことがあるとします。

原因としては色々考えられますよね。

使ってる油の量が多いとか、塩 (砂糖) を入れすぎちゃってるとか、焼き時間が長すぎるとか。

おいしい卵焼きにしたいのであれば、まずは何が原因で不味くなっちゃってるかをつきとめて、そこを改善してあげればいいわけです。

油や塩の量が多いのなら減らせば良いし、焼き時間が長いなら短くして様子を見ればいい。

でも原因をつきとめる前に「たまごが新鮮じゃないからまずいんだ!もっと新鮮な卵を使おう!」と考えて、ひとつ1000円くらいのたまごを使ったとしても、そこが原因じゃない場合、おいしい卵焼きにはならないじゃないですか?

これが、根本原因を見きわめる前にアクションしちゃって、うまく成果がでない例です。

「卵焼きづくり」だとシンプルでわかりやすいんですが、日常やビジネスの現場になるとすこし複雑化してきて、原因をちゃんとつきとめないままアクションする、みたいなことがよく起きがちです。

で、そういうアクションは成果に結びつかないので、すごい疲れるだけになってしまう。

成果を出したいなら、根本原因を見極めることはとてもとても重要なんですよね。。

もちろん、たまたまアクションが根本原因にヒットすることもありますし、根本原因を考えてばかりでアクションせずに時間だけがすぎてしまう、みたいになるのももったいないと思います。

この辺はバランスが重要です。

とはいえ、すくなくとも「卵焼きがおいしくない原因はたぶんこれっぽいな」ぐらいんあたりはつけておくのが良いと思います。



「おいしい卵焼き」の構成要素を知る

ではどうすれば「根本原因」を見きわめることができるのか?なんですが、「おいしい卵焼き」の構成要素がわかればよさそうです。

つまり、おいしい卵焼きを作るための「レシピ」があればいい。

☑︎ どんな材料を使うのか?
☑︎ どんな順番で調理するのか?

卵焼きをおいしく作るレシピがあって、その通りに作ることができれば、
おいしい卵焼きはだれでも作れるはずですよね。

逆にいうと「おいしくない」のは、レシピの材料を使っていないか、手順を飛ばしている、またはどこか間違っているから、といえます。

根本原因は、「理想の状態 (おいしい卵焼き)」の構成要素を知って、「現状 (おいしくない卵焼き)」どこが足りていない、または間違っているのかを比較することで見つかります。

卵焼きでいうとわりとシンプルなので根本原因が見つかりやすいのですが、仕事とかになると、理想の状態の構成要素がそもそもわからないことも多いです。

さらに「理想の状態」と「現状」のギャップ (問題点) が見つかったとしても、「根本原因」というのはそこからさらに掘り下げが必要になります。

おいしい卵焼きがつくれない
➡︎ なぜ?:塩が足りていなかった
➡︎ なぜ?:塩の適量を知らなかった

トヨタの根本原因分析方法として有名な「なぜなぜ分析」っていう手法がありますが、こんなかんじで「なぜ?」と掘り下げをおこなって初めて根本原因が見つかります。

なので、仕事におきかえて「根本原因をみつける」ってなると、かなり難易度は高いといえます。難易度が高いからこそ経営コンサルタントという職業が成り立つわけですね。

とはいえ、基本的には「おいしい卵焼き」を作るための分析と考え方はおなじです。

問題が起きるたびに経営コンサルタントを頼るわけにもいかないですし、がむしゃらにアクションしても疲れるだけなので、「理想の状態」と「現状」のギャップを分析して、自分自身の問題解決能力を高めておけるとよさそうです。



まとめ

☑︎ がむしゃらにやっても問題解決はしにくい
☑︎ さきに根本原因をみつける
☑︎ 根本原因は「理想」と「現状」のギャップを知るところから
☑︎ ギャップを見つけたらそこから「なぜ?」で掘り下げる

「問題解決能力」を向上させることができれば、ビジネスにおいても日常においてもすごい役に立てられますし、優秀といわれるひとのほとんどは、この問題解決能力が極めて高いんだと思います。

リーダー職にある方は、とくに身につけておいた方がいいです。チームメンバーの問題解決をサポートする機会も多いはずなので。

ぼくも身につけるべく、勉強します。

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