見出し画像

「なんでそれやってるの?」 行動理由が説明できた方がいいなぁってお話。

「なぜいまの仕事を選んだの?」
「なぜ note を書いているの?」
「なぜイラストを描くことが好きなの?」

「なぜ?」と問いかけられると、わりとすぐことばにつまってしまうことに、最近気付きました。

これはあまりよくない傾向で、端的にいうと「考えた上での行動」ではなく、「なんとなくの行動」が増えているということを表しています。

「なぜその行動をしているかがわからない」のは、基本的に不要な「リスク」が増えてしまうんですよね。「主導権」を握れていないから。


可能な限りすべての行動理由を説明できた方がいい

もちろん「なんとなく」の方がいいものもあると思います。

「恋愛」とかがまさにそうで、相手を好きになるのに「明確な理由」なんていらないですよね。

好きになる理由なんて説明できないし、「優しいから好き」といったありふれた理由よりも、むしろ「なんとなく好き」の方が強い気がします。

とはいえ「可能な限りすべての行動理由を説明できた方がいい」とボクは思っていて、理由はその方が「お得」だからです。

☑︎ むだな行動が減る
☑︎ 結果がでやすくなる
☑︎ 転用できる

☑︎ むだな行動が減る
行動理由が説明できると、「最適解」が導けます。

たとえば、「自転車で日本一周したいんだよ!ボクは!」という志があるとしますよね。

そこで「なんで自転車なの?」と聞いたときに、自転車じゃないといけない明確な理由がないなら、代替策を考えることだってできちゃうんです。

「ロードバイクに乗るのが好きで、自転車で日本一周するのが夢だった」なら、自転車じゃないとだめだけど、

べつに理由がなく「自転車で」といっているなら、「歩く」「バイク」「自動車」など、ほかの手段だってあるわけです。

「歩く」➡︎ 時間がかかりすぎる
「自動車」➡︎ お金がかかりすぎる
「バイク」 ➡︎ 原付ならいけるかも

このように、代替案含めて考えると、自分の状況にあわせた「よりよい答え」が出てきやすくなります。

結果、むだな行動が減るってことです。


☑︎ 結果が出やすくなる
継続性が高まり、「結果が出やすくなること」もメリットのひとつです。

ひとは、行動する理由が理解できていないと、結果が出る前にその行動をやめてしがいがちなんですよね...。

たとえば、日本一周を考えている「Aさん」と「Bさん」がいたとします。

Aさん:「なんとなく自転車で日本一周してみようかな」
Bさん:「自転車旅をしながら、たくさんのひとに出逢って、いろんな話を聞いてみたい!それを本にするんだ!」

どちらの方が日本一周をやり遂げる確率が高いか。

いうまでもなく「Bさん」ですよね。日本一周する理由がはっきりしているので。たぶんAさんは、途中で日本一周をやめます。


☑︎ 転用できる
「具体 ➡︎ 抽象化 ➡︎ 転用」という考え方があります。理由がわかると、転用 する(ほかで活かす) ことができるんです。

たとえば、ボクは最近イラストを描くことが好きで、今年はイラスト力をあげるべく、ほぼ毎日インスタにイラストを投稿しています。

これは「イラストを描くことが好き」という事実 (具体)。

では「なぜイラストを描くことが好きなのか?」を考えてみたときに、以下のような理由が思い浮かびます。

・集中してイラストを描くことで、没入感を味わえる。
・イラストがうまくなる過程に快感をおぼえる。
・0 から何かを生み出す「創作」が楽しい。

これが「抽象化」。ちょっとむずかしいかもしれませんが、理由を掘り下げることで、「原則化する」イメージでしょうか。解像度を下げて「ふわっ」とさせます。

そして、最後に「転用」する。

「"創作"が楽しいならイラストじゃなくてもいいのでは? たとえば楽曲を作るのはどうだろう?」

と言った感じですね。実際ボクは楽曲をつくるのも好きですし、DIY的な工作も好きです。

ちなみにこの考え方は、SHOWROOM代表:前田さんの「メモの魔力」という本に詳細が書いてあるので、興味がある方は是非読んでみてください。


まとめ

今回は「可能な限りすべての行動理由を説明できた方がいいよね」ってお話をさせていただきました。

☑︎ むだな行動が減る
☑︎ 結果がでやすくなる
☑︎ 転用できる

できるようになればメリットは大きいですし、仕事にもつながります。(仕事できるひとはほぼ100%行動理由が説明できる)

さらに個人的なことをいえば、ボクは近い将来「雇用されずに生きていきたい」と思っていて、フリーランスで働くなら「思考力」は必須。

つねに自分に「なぜ?」と問いかける習慣を身に付けたいところですね。


P.S.

自分に「なぜ」を問いかける分にはいいですが、ひとに問いかける時は注意が必要です。詰問されてる印象を受けがちなので。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?