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「足るを知ることも大事」ジョゼと虎と魚たちが教えてくれたこと。

映画を見に行ってきました。

ジョゼと虎と魚たち。

結論からいうと、めちゃくちゃよかったです...。

絵もきれいだし、ストーリーもいいし、舞台が大阪で身近な雰囲気を感じるしで、感情がぐるんぐるん揺さぶられました。

個人的には、鬼滅の刃とおなじくらいか、それ以上によかった。

映画をみていろいろと考えさせられたことはあったのですが、一番感じたのは「夢とか目標とかばっかり考えてたけど、足るを知るってことも大事だよなー」ってことです。


ありがたみを忘れてはいけない

主人公の女の子「ジョゼ」は、足が不自由です。

事故か生まれつきかは出てこなかったと思うんですが、足が不自由なことで結構な不便を強いられています。

「おまえはどこにでもいけていいなぁ...」

作中に猫ちゃんがでてくるんですけど、その猫ちゃんに向かってそうつぶやくんです。

この言葉がぐさっと心にささりまして...

身体になにかしらの障害を背負っている人が出てくる映画をみるたびに思う気がするんですけれど、健常者にとって当たり前なことも、障害があるとたいへんなことってすごいあると思います。

たとえばジョゼのように足が悪かったら、階段をのぼることも難しいし、料理をすることもたいへんだし、好きなときに好きなところへいくのも一苦労です。

でも足が思い通り動くとそれってわりとさくさくやれちゃうので、「当たり前」になっちゃって、感謝の気持ちを忘れてしまったりするんです。

健康でいられることや、体が思い通り動くことって、実はとてもありがたいことだと思います。

もっというと、

☑︎ 平和な時代に生まれたこと
☑︎ わりと自由な日本という国で生きれていること
☑︎ 食べるものに困らないこと
☑︎ 戦国時代のような身分格差がないこと etc...

ぜんぶ当たり前ではなくて、ありがたいことなんですよね。

最近、「夢」とか「目標」とか、なんだか先のことばかり考えていて、いまある環境への感謝を忘れがちでした。

もちろん、成長することも大事なのですが、いまの環境や状況に感謝することもおなじくらい大事だと思います。

というか、「成長」と「感謝」は、車の両輪みたいなもので、どっちもあってはじめて成り立つんじゃないかと。

感謝のない人は、愚痴や批判ばっかりになっちゃって、まわりから人が離れていきます。

成長っていうのは、基本的にコミュニケーションの中で得られるものですし、成長の目的自体、最終最後は「ひとのため」なはずです。

なので「感謝わすれ」は結構やばい状況でして、感謝の心を忘れつつある今の自分の考え方に修正が必要だなと感じました。


われ、ただ足ることを知る

京都「龍安寺」というお寺で、知った大好きなことばです。

人間の欲求なんて宇宙みたいなもので、無限に広がり続けます。「もっともっと」と求めるうちに、たぶん気づけば死んじゃってる気がするんですよね。

感謝の心を持って、「すでに満ち足りている」という前提に立った方がよさそうです。

たとえば「お金が欲しい」って誰しも1度は考えたことがあると思うんですが、日本の平均年収を400万ちょっとだとすると、これって世界でくらべたときに「Top 1%」に入るらしいんですね。

「Top 1%」ですよ?

すごくないですか?

もちろん物価の違いもあるので一概にはいえませんが、グローバルで比較すると、日本で平均年収を稼げている人はそうとうお金持ちだといえます。

毎日食べるのにも困っている人からすると、ある程度好きなものを食べることができて、仕事終わったら帰って Netflix で映画やアニメ見て、たまに飲みに行く、なんて夢見たいな生活を送っているわけです、ぼくらは。

それは知っておいた方がいい。

その上で、それでもなにかやりたいことがあって、そのためにお金が必要なのであれば「じゃあどうしようか?」と考えることが大事だと思いますね。

あわせて、「今のお金じゃ本当にできないことなの?それは」みたいなことも考えた方がいいと思います。

お金はあくまで選択肢を広げるための手段でしかないので。

自分の選択肢にお金がそれほど必要ないなら、さっさとやっちゃった方がいいと思いますし。


というわけで

最後少し話がそれちゃいましたけど、「感謝」×「成長」が大事だよねってことをジョゼから教えてもらいました。

今年の締めくくりに、ぜひ行ってみて欲しいなと思います。


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