「ブログは毎日継続した方がいいのかどうか？」の結論。

よく、「ブログを毎日書いた方がいいかどうか？」について、SNS などで議論されているところを目にします。

実際に、ボク自身、これまで何度も自分に問い続けてきました。

「毎日ブログを書き続けるべきか？」

この問いに対して、これまでの経験則から、いったんの「最終結論」をだすと、答えは「Yes」で、もっといえば「すべての人が毎日ブログ記事を書いた方がいい」と思っています。

ただし、条件付きで...。

毎日ブログを書き続けた方がいいかどうかは、「目的」をどこにおくかによって、答えが変わるんです。

フォーカス先が「自分」なのか、それとも「読者」なのか。

「読者」にフォーカスして書く

たとえば、「読者」にフォーカスした場合、毎日ブログ記事を書き続けることはもちろんとても素敵なことではあるのですが、大前提として、書き上げた記事が「読者」の役に立つ記事である必要があります。

毎日書いてはいるものの、読者の役に立っていない記事であるならば、それはただの「自己満足」にすぎません。

「今日はこんなことがありました」といった内容なら、毎日書き続けても、よっぽどその人に興味がない限り、「読者」にとっては「知らんがな！」が本音です。

読者側の視点に立って考えると、「毎日書き続けてくれるかどうか」よりも「内容が役に立つかどうか」の方が優先度は高いので、役に立たない記事をどれだけ量産しても、そこにニーズはないのですね。

つまり、「読者」にフォーカスして、ブログ記事を書くのであれば、以下を心がけた方がいいです。

「内容」>「更新頻度」

「自分」にフォーカスして書く

一方で、「自分」にフォーカスするのであれば、べつに「自己満足」でも問題ありません。

・思考力を向上させたい
・文章力を向上させたい
・日々の考えや学びを記録しておきたい

こういったところを主軸においた文章は、ひとの役には立たないかもしれませんが、自分にとっては価値ある財産となります。

実際に書いてみるとわかりますが、文章を書き続けることは、自分にとってとんでもないメリットをもたらしてくれるんですね。

・ことばを選べるようになる
・思考力が上がる
・ロジック (論理) が組み立てられるようになる
・情報収集力が上がる
・得た情報をもとに、自分の頭で考える癖がつく
・客観性が身に付く
・自分の成長が実感できる

ぱっと考えただけでも、これぐらいはすぐに出てきます。

時間をとってちゃんと考えれば、もっと多くのメリットがあるでしょうし、そのメリットがもたらすポジティブな影響もまた大きいです。(仕事がうまくいくようになるとかですね)

たとえば「１年間」という期間を設けて、「毎日文章を書き続けたグループ」と、「まったく文章を書いていないグループ」とにわけて実験すると、成長率にかなりの差が出る気がしてます・・・

なので、「読者」の役に立たなくとも、「自分」にとっては、毎日ブログを書き続けることはとても有益だと判断できるわけです。

「ブログ」である必要があるのか？

「毎日文章を書くなら、別にブログじゃなくていいでしょ？」

こういう意見もあると思いますし、正直いうとボク自身そう思っているところはあります。

でも、可能なら「ブログ」、もっと正確にいうと、「オンラインで発信」できた方がベターです。

理由は以下の通り。

・少なからず「みられる意識」を持つことができる
・「信用」につながる

基本的に、人間は自分に甘い生き物だとぼくは考えています。

紙とペンを使って、自分のノートに毎日の考えを書き記すという、「自分しかみていない環境」だと、「ひとからみられる環境」に比べて、文章の書き方にどこか甘さが出たり、ロジックが適当になったりしがちです。

アウトプットの質という点では、「ひとからみられる環境」のなかで文章を書いた方がベターだと思います。

また、オンラインで発信し続けていると、コメントなどはなくても、意外と誰かがみてくれていたりします。

毎日継続的にアウトプットしている努力や、場合によっては書いている文章の質、考え方などから、「信用」を得ることができたりするんです。

このへんを狙いすぎると、ちょっといやらしさが出てしまうのですが、とはえいえ、自分を知ってもらう、ひとつの方法として活きることがあるのは事実です。

せっかく同じ文章を書くのであれば、オンラインで発信して、自分を知ってもらえた方がより Good だと思います。

まとめ

「読者」にフォーカスするなら、「内容」>「更新頻度」
「自分」にフォーカスするなら、「内容」<「更新頻度」

あとは、バランスの問題ですね。これまでお伝えしてきたことは、あくまで比重をどちらにおくか、という話なのです。

内容がすごくよくても１年に１度じゃちょっとさみしいですし、毎日更新していても内容のうすっぺらい日記みたいな内容だと文章力も上がりません。

Best は、「内容の質が高いブログ記事を毎日書くこと」であることは間違いないです。

ただし、「質」は「量」からしか生まれません。

「読者」にフォーカスしたとしても、たくさん更新しなければ、結局文章の「質」はいつまでたってもあがらないので、結論「毎日書いた方がいい」になるんですけどね。

そのときの自分にできる精一杯の内容を、なるべく高い更新頻度で発信し続けられれば、それでいいのかなと思います。