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#思考メモ 「多様性」履き違えちゃだめ、という話。

いま、社会では「多様性」が重視されています。

「多様性」とは、かんたんにいうと「違うことを尊重すること」だと思っていて、「見た目、考え方、性質が違ってもいいし、むしろ違うからこそいいことも多いよね」という考え方。

ボク自身、この考え方を知ってから、「ひとの意見や考え方」をとても大事にするようになりました。

ただ、この「多様性」という考え方、意味を履き違えてしまいがちなので注意が必要だなと感じています。

・自分自身の考えや意見をきちんと持つ
・「尊重する」と「肯定する」は違う



自分自身の考えや意見をきちんと持つ

「ひとの意見を尊重する」というのは、「自分の意見を持たない」あるいは「自分の意見を曲げる」ことではありません。

自分自身の考えや意見はきちんと持っておいた方がいいです。

じゃないと「ただの肯定する人」になってしまいがちなんですよね。

Aさん「カフェは絶対ミスタードーナツが1番だよね!」
自分「その通り!」
Bさん「カフェはマクドナルドに限るよ!」
自分「その通り!」

たしかに「ないでしょ!」と頭ごなしに否定するよりいいかもしれませんが、これだけだと、自分の意見や考えがありません。

俗にいう「イエスマン」ですよね。

話をしている側は「いや結局あなたはどう思うの?」と疑問を思ったり、「あ、このひと適当に話を合わせてるだけだな」と感じてしまいます。

「ただ肯定する人」よりも「ちゃんと自分の意見を持っている人」の方が魅力的だなと感じますし、「違う」と思ったなら「それは違うよ」って言ってもらえた方が、ボクは嬉しいです。

「ミスタードーナツ (マクドナルド) も好きだけど、ぼくはモスバーガーがいいな!」

がいえるとよさそうです。



「尊重する」と「肯定する」は違う

「相手の意見を尊重する」っていうのは、「なんでも肯定するイエスマンになれ」ってことではありません。

「頭ごなしに否定するのではなく、理解に努めよう」ってことだと思っています。

たとえば、「ムカついたら人を殴ってもいい」っていう考え方の人がいるとしますよね。

この人に対して、「その通り!」っていうのがイエスマン、「そんなのダメに決まってるでしょ!」というのが、「頭ごなしの否定」です。

多様性を認めるというのは、「なんでそう思うの?」と理由を聞くことじゃないかなと。

理由を聞くことは、「自分とは違う意見だけど、なぜそう思ったのかな?」と相手の理解に努める行為です。

聞いた結果、「いやその考え方はないでしょ!」と否定することもあると思います。

それでもいったん理由を聞く、というのが大切なんです。

相手の意見を尊重することは、自分の視野を広げてくれますし、広い視野は、仕事においてもプライベートにおいても役立ちます。

多様性を大事にすることは、自分にとっても大きなメリットがあるので、「多様性の意味」を履き違えないように注意しつつ、大事にできるといいですね。

まとめ
・「多様性」とは「違うことを尊重すること」
・「尊重する」と「肯定する」は違う
・「あたまごなしの否定」はしない
・自分の意見はちゃんと持つ
・意見が違う場合は理由を聞いてみる

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