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カップルのケンカを見て、「心理として弱い方の味方をしがちだけど、常に弱いものの味方ってのはリスクだな」と思った話

いまだに朝活できる日はなるべく早起きして朝活に努めている漢、石田です。

さて。

今朝、職場近くのサンマルクカフェで朝活してたんですけど、通りに面した窓際に座ってPCをいじっていると、通りの向かい側でどうやらカップルがケンカしている様子でした。

カフェの中までケンカの声が聞こえてきているわけではなかったんですが、通りを歩く人みんなが振り返っている様子を見る限り、わりと大きめのボリュームでケンカしている感じです。

その様子をなんとわたし、30分ほども眺めていました、、、(朝活しろ)

もちろんケンカの原因はぜんぜんわかんないんですけど、ビジュアルオンリーで見たままをそのまま話すと以下の通り。

・女性が男性を殴っている
・男性は服を引っ張られ、服がびりっびりに破けている
・男性がその場から去ろうとすると、女性が殴りながら定位置に戻す
・その場から去ることを許さず、暴力をふり続ける女性に対して、男性が怒鳴っている様子はあった
・胸ぐらなどを掴まれてそれを振り解くことはあっても、男性が殴り返すことは一度もなかった

もしかしたら男性がものすごい悪いことをしたのかもしれません。浮気したとか、借りたお金返さなかったとか、約束破ったとか…。

こまかい事情はわからないものの、少なくともその30分間においては暴力を受けていたのは男性でした。

で、最終的には男性が走ってその場から強引に去っていきました。女性も走って追いかけていましたが、帰ってきたのは女性だけです。

帰ってきた女性は泣き崩れて、地面にしゃがみ込んでいました。

すると近くで様子をうがっていたべつの女性が、泣き崩れる女性に対して「大丈夫?」的な声をかけてくれたみたいで、2~3人ほどその場に集まり、泣き崩れる女性を介抱している感じです。

そこへ男性が戻ってきて、罰の悪そうな表情で女性の介抱にくわわりました。

最終的に女性は、どこからかやってきたナースさんみたいな人が車椅子にのっけて、連れてかれました。男性も一緒についていってあげたみたいです。



無条件で弱者の味方をするのはリスク

むかしtwitterでみて、すごい衝撃を受けたイラストがあります。

今回の一幕をみて、このイラストを思い出しました。

ぼくはなぜ、彼と彼女がケンカしていたのかの背景事情をよく知らないし、「正解」とか「不正解」とか、「いい」「悪い」っていうのは分かりません。

とはいえ、彼がめちゃくちゃ悪いことをしていたとしても、ぼくがみる限り暴力を受けていたのは男性です。

女性にも多少なり、非はあったと思います。

もちろん介抱してくれてた人たちはすごい優しい人たちだと思いますし、泣き崩れる女性を放っておくのもそれはそれで違います。

ただ、今回の出来事をみていて、全体の経緯を把握しないまま無条件で「弱っている方の味方をする」っていうのはやりがちだけど注意が必要なことだなとも感じました。

理不尽なフィードバックに繋がっちゃうからです。

たとえばカバオくんがバイキンマンを殴る蹴るして、それに対してバイキンマンが「ふざけんなよ!」と怒鳴り、カバオくんが泣いちゃったとするじゃないですか。

そこに「ふざけんなよ!」のシーンからしか見ていないアンパンマンがやってきて「アンパーンチ!」とかいってバイキンマンをぶっとばしました。

全体見ているひとからすると、「おいおいおい!」ってなりますよね…。

常に弱者の味方を無条件でする、っていうのはこういうリスクがあったりします。

仕事においても、プライベートにおいても、「全体をちゃんとみる」とか「事情を把握する」っていうのは気を付けてた方がよさそうですね。



P.S.

昨日投稿予定の記事でしたので、出来事は昨日の出来事です。彼と彼女の今後がうまくゆきますように。

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