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【名桜大学】国際学部の小論文┃共同親権の導入について(2023年度 総合型選抜)

こんにちは。
現役の塾講師として小論文の指導をしています、じんまるです。

突然ですが、小論文対策は順調に進んでいますか?

順調に進んでいるという人は、その調子で対策を進めていきましょう。

もし思うように進んでいない人は、ぜひ続きを読み進めてください。

このnoteでは、小論文の過去問に挑戦しながら、模範解答やポイントを解説していきます。

「小論文対策を効率よく進めたい」
「合格できる答案のポイントを知りたい」

そんなあなたのヒントになれば嬉しいです。
それでは早速、はじめていきましょう。

このnoteは無料部分と有料部分に分かれています。

前半(無料部分):練習問題、模範解答のアウトライン紹介
後半(有料部分):テーマの要点、模範解答、ポイント解説

前半だけでも大体の内容はつかめますが、「模範解答を見て勉強したい」「小論文のポイントを知りたい」という人は、ぜひ後半もご覧ください。


▶名桜大学の過去問に挑戦

今回は、名桜大学 国際学部(旧国際学群)の過去問に挑戦しました。

問題のテーマは「共同親権の導入」についてです。

名桜大学の総合型・学校推薦型選抜では、課題文型の小論文が出題されています。

なかでも国際学部は、幅広いテーマが取り上げられるのが特徴です。

今回のテーマになっている「共同親権」もそのひとつ。

ですから、名桜大学の受験を考えている高校生は、幅広いテーマに対応できるような対策が必要です。

著作権の都合で課題文そのものを掲載することはできませんが、模範解答だけでも参考になりますので、ぜひ一緒に勉強しましょう。

ちなみに、名桜大学の過去問は無料で取り寄せられるので、問題の内容が気になる人はぜひチェックしてみてください。

▶練習問題を解いてみよう

ところであなたは、「共同親権の導入」というテーマについてどのくらい理解できていますか?

テーマの理解度を確かめるため、今回は特別に練習問題を用意しました。

過去問の解説に入る前に、ぜひ一度チャレンジしてみましょう。

どんな内容でもいいので、とにかく書いてみることが上達への近道です。

分からなければ調べても構いません。

まずは時間を気にせず取り組んでみてくださいね。

では、紙をペンを用意してください。

よーい、スタート!


問題:
共同親権とはどのような制度か。その内容を400字以内で説明しなさい。


さて、共同親権について理解できましたか?
スラスラ書けた人も、そうではない人も、ひとまずお疲れさまでした。

ではここからは、名桜大学 国際学部の過去問をもとに、模範解答の解説をしていきましょう。

▶過去問の模範解答を公開します

▷アウトラインをチェック

まずは、ざっくりとしたアウトライン(構成)を頭に入れておきましょう。

なんとなく把握しておくだけでも、小論文の流れが理解しやすくなりますよ。

・共同親権に賛成(原則は共同で、例外として単独)
・子どもの権利を最優先に考えるべき
・両親との交流は子どもの成長にとって重要
・親同士の関係も築きやすい→板挟みを回避
・単独親権は養育費の支払いにも影響する

それでは、上記のポイントをふまえて模範解答を見ていきましょう。

▷模範解答をチェック


<問題>
以下の文章を読み、日本においても「共同親権」を導入した方がよいか、あなたの考えを述べなさい。
※著作権の都合により課題文は掲載していません。


<序論>
 私は、日本においても「共同親権」を導入した方がよいと考える。なぜなら、子どもの権利を最優先すべきだからだ。ただし、虐待や薬物依存など、子どもの安全が脅かされる場合を考慮して単独親権の選択肢は残す必要がある。課題文にもあるように「原則は共同で、例外として単独」とするのが望ましいだろう。

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